携帯変えたら驚きの連絡殺到、前の所有者への連絡でパリス誕生会も出席。

2011/12/19 16:18 Written by Narinari.com編集部

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米国に、以前同じ携帯電話の番号を使っていたユーザー宛の間違い電話を受けるようになって、大いに楽しんだ男性がいる。この男性は引っ越しと同時に携帯番号を変更すると、多くの有名人やハリウッド関係者からテキストメッセージなどの連絡が殺到。そのおかげでパリス・ヒルトンの誕生日パーティーにも出席してしまったというから大胆だ。  

米放送局ABCや英紙デイリー・メールなどによると、この男性はカリフォルニア州ハンティントンビーチに住む45歳のカメラマン、ボブ・グレイさん。今年1月、オハイオ州クリ―ブランドからロサンゼルス近郊のこの街に、ガールフレンドのリザ・フォスターさんと共に生活の拠点を移した彼は、ついでに携帯電話も変更した。販売店で手続きを済ませ、新しい番号は「覚えるのが簡単だ」(米放送局ABC系列WSYR-TVより)と満足していたというグレイさん。しかしこの番号は覚えやすい以外の楽しみを、彼にたくさんもたらしてくれたという。

新しい番号を手にした次の日、グレイさんの携帯電話は1件のテキストメッセージを受信した。「知らない番号」(デイリー・メール紙より)から送られてきたそのメッセージには、「TMZであなたに関する話題を見たんだけど、嫌な感じね」とつづられていたという。TMZは米国で人気の有名人ゴシップサイト、およびテレビ番組のこと。このメッセージを読んで、グレイさんは「おれは誰の番号を手に入れたんだ?」と考えたそうだ。

そう考えているうちにも彼の携帯電話には、連日ハリウッドで活躍する有名人たちから「着信とメッセージが頻繁に」(ABCより)届くことに。中には、あのパリス・ヒルトンからのメッセージもあった。「私の誕生日パーティーに来て欲しいの」とのお誘いメッセージを見たグレイさんは、大胆にも「ぜひ行きたいので、ボブ・グレイとリザ・フォスターの名前をリストに載せて、住所を教えて」と送り返し、実際に今年2月15日に開かれたパーティー会場に乗り込んだ。

正装姿の有名人が集まる中、「ジーンズとスニーカー」というラフな普段着で向かったところ、やはり警備員から足止めの洗礼を受けた彼ら。しかし、ちゃんと招待を受けた上での出席とあって、グレイさんが出席者リストのチェックを要求すると、名前を見つけた警備員は「決まり悪そうに」戻って来て会場に通したという。こうして、有名人の誕生日パーティー出席という“棚ぼた”も味わったグレイさん。その後もさまざまな招待を受けたと明かしていることから、誤って連絡してきた人には間違いであるとは伝えなかったようだ。

しかし、グレイさんがこの番号を手にしてから3カ月後、ついに番号の元所有者が、未だその番号へ多くの連絡が入っている事実を掴むことになる。ある夜、グレイさんの電話にコメディ俳優のアダム・サンドラーから着信があり、目的の相手ではないと分かったサンドラーはグレイさんから、これまでに多くの連絡を受けていた事実を聞き出した。そこでサンドラーが彼に「本人から直接連絡するよう伝える」と話すと、その1週間後、前の所有者である人気コメディアンのニック・スウォードソンから電話が入った。

それからはスウォードソン宛ての連絡が入ると、彼から聞いたオフィスの連絡先へメッセージを伝えたりもする間柄になったそう。ただ、パリスのパーティー出席など、本来は彼が受けるべき招待を勝手に自分がこなしたことには罪悪感もあったようで、「捕まらなくて良かった」(WSYR-TVより)とも話している。それでも少しの間、有名人の世界を味わえたのは「楽しい時間だった」と語り、彼は最初に気付いたサンドラーのアドバイスで、こうした経験を基にした映画の脚本を執筆しているという。

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