仲間由紀恵「新鮮」な男装姿、声のトーンや動き一つ一つにこだわり。

2011/12/16 00:54 Written by Narinari.com編集部

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琉球王国を舞台にした3D映画「劇場版テンペスト3D」(配給:角川映画/2012年1月28日〜)のジャパンプレミアが12月15日、都内の新宿ピカデリーで行われ、主演の仲間由紀恵、共演の塚本高史、吉村芳之監督が登壇した。   

「劇場版テンペスト3D」は日本、中国、列強欧米の狭間で揺れ動く19世紀の琉球王国を舞台に、男として生きる運命を背負った女が繰り広げる波乱万丈の物語。原作「テンペスト」(池上永一の歴史小説/角川書店)は2008年の刊行当初から瞬く間に多くの読者の心を捉え、舞台化、NHK BS時代劇でのドラマ化を経て、沖縄返還40周年を迎える2012年に3D映画として劇場公開される。主演は“1人2役”で仲間由紀恵が務め、共演は谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKT、奥田瑛二ほか。

新宿ピカデリーの大階段にレッドカーペットが敷かれたジャパンプレミアでは、物語の象徴となった世界遺産・首里城の豪華セットが登場。琉球衣装を着たエキストラによる琉球舞踊が披露された。仲間は沖縄の伝統衣装である紅型の和服を着用。塚本、吉村監督と共に現れると、華麗なる19世紀の琉球時代、映画の世界観そのものが再現された。

同作では“男姿”で男性も演じている仲間は、演技をする上で「声のトーンを低くして男性らしく太い声で話すことを心がけました。また、動きもいかつく見えるように肩を張ったり、動きひとつひとつに気をつけて演じましたね」とこだわったポイントを説明。撮影現場では「男性陣と一緒の撮影では、みんなが男として接してくれることが新鮮でとてもうれしかった」そうだ。

会場から撮影の苦労話を聞かれると、吉村監督は「首里城の開門(朝8時)までに撮影を終わらせなければいけないので大変でした。黒船でやってきたペリーが入城するシーンを撮影していたとき、開門の時間になってしまい、観光に来た学生に見つかって『ペリーがいる!』と大騒ぎになってしまいました(笑)」と裏話を披露。

塚本は「撮影で首里城に入ったのは『テンペスト』が初なんですよね。僕たち役者は目に見えるものをなんでも吸収しながら演じるのですが、首里城をはじめ、沖縄での撮影はイメージしながら演技ができたのでやりやすかったですね」と現場を振り返り、「朝早い撮影ばかりだったので、夜は飲みにも行けず、規則正しい生活を強いられていました(笑)」と思い出を語った。

「劇場版テンペスト3D」は2012年1月28日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。沖縄では1月14日(土)より先行ロードショーとなる。

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