母の死亡告知出してずる休み、掲載された新聞を親戚が読み嘘バレる。

2011/12/13 08:12 Written by Narinari.com編集部

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会社や学校へ急に行きたくなくなり、つい嘘の理由を申告して休む、いわゆる“ずる休み”。米国のある男は先日、会社を休みたいがために「母親が死んだ」と会社に嘘をつこうと決めた。ところが気が小さ過ぎたのか、余計なところにまで気を回した結果、すぐに嘘がバレてしまったそうだ。

米放送局ABCやCBSなどによると、この男はペンシルバニア州ブルックビルに住む45歳のスコット・ベネット容疑者。彼は先日、会社を休みたくて「母親が死んだ」と嘘の理由を考えた。親戚を勝手に亡くなったことに――という話はよく聞くが、なぜか実の母を“殺してしまった”この男。嘘がバレて「会社をクビになりたくなかった」(CBSより)というが、どうしても会社を休みたかったベネット容疑者は、話に信憑性を持たせるべく驚きの対策を打った。

それは、地元新聞に母親の死亡告知を掲載してもらうこと。彼は自分で母親の経歴をつづった文面を書き上げた後、地元で毎週水曜に発行している新聞社ジェファソニアン・デモクラット紙に死亡告知の掲載を依頼した。すると、「(新聞の)印刷開始時点で葬式を準備しているとの確認が取れなかった」新聞社は、彼の言葉を「信用して」掲載を承諾したという。

かくして、12月8日付で発行された同紙の死亡欄には、しっかりと母パット・ベネットさんの名前が載ってしまった。男は「これで会社にも嘘の理由が信用される」とでも思ったようだが、結果としてはこれがきっかけですぐに嘘がバレ、完全に裏目となる。

新聞を読んでいた親戚がたまたま死亡告知にある母親の名前を発見し、ジェファソニアン・デモクラット紙へ「彼女は生きていて元気」と連絡。さらに、親戚から連絡を受けた母パットさんが自ら同社に出向き、生きていることをしっかり知らせたそうだ。

嘘をついて周囲を混乱させた彼は、治安紊乱行為の容疑で逮捕。地元警察によると、結局「会社をクビになった」(ABCより)彼に対して、起訴の手続きも行われたという。今回の行動はあまりに周囲へ迷惑をかける大胆な行動だったが、彼自身「非常に後悔していて動揺している」そうで、警察もその様子を見て「より重い罪に問えなかった」と酌量したとも伝えられている。

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