宇梶剛士が“ワイルドな男講座”、草食男子に一言「生肉を食え!」。

2011/12/08 05:19 Written by Narinari.com編集部

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望月三起也のマンガを映画化した「ワイルド7」の男性限定試写会が12月7日に都内で行われ、オヤブン役を演じた宇梶剛士が登壇。さまざまな人生経験を積んできた宇梶が“ワイルドな男講座”としてトークを繰り広げた。

「ワイルド7」は、選び抜かれた元犯罪者たち7人の超法規的な警察組織、通称“ワイルド7”と凶悪犯たちとの戦いを描いたアクション・エンターテインメント。主演は瑛太が務め、椎名桔平、関ジャニ∞の丸山隆平、阿部力、深田恭子、中井貴一らが出演している。メガホンは「海猿」シリーズなどで知られる羽住英一郎監督が執った。

この作品の中で宇梶が演じるオヤブンは、その名のとおり親分的存在で、ワイルド7メンバーを支える“ワイルド”な役。この日の観客は男子限定ということで、撮影エピソードに留まらず、公私ともにワイルドな男として活躍する宇梶が“ワイルドな男講座”で熱弁をふるった。

宇梶にとってワイルドとは「社会の中で生き抜く力を備えている人」。会場の男子学生から「守りたいものは?」と聞かれると、「自分の子どもであり、子どもたちですかね。生きること、ほろ苦さや忘れられないぐらいの感動など、色々な感情を体験している時間が少ない人を守りたいですね。大人はそういう体験を充分積んできているから」と語り、学生からは思わず「ワイルドですね…」という溜息が漏れた。

また、「ワイルドな男性は女性に対してどうあるべき?」との質問を受けると、「相手との間合いを知っているのが野生動物だと思うんです。年とか立場とか年齢とか関係なく、同じ目線でいないと触れ合ったことにならないと思うし。人と人の間にある間合い、距離感を感じられる人が野生としての感覚を持っている人じゃないかなと」とコメント。続けて「でも長く付き合うと女性の方がワイルドになりますよ(笑)」とも語り、会場の笑いを誘った。

そして、昨今、草食男子が増えていることについては「人は時とともにあるものだから、草食系の人が突然増えた訳ではないですよね」と冷静な分析も。そして「草食だろうが肉食だろうが、人を好きになったら、手を握ったり肩や腕を組んだり、だんだん近づいていきたいと思うんです。人間は心で結びつくことが一番幸せだと感じるはずだから、そういうことの全部って、ここにある心臓をくっつけたいんだと思うんです。そのためには抱きしめたい、でももっと近づくために着ている服が邪魔だったら服を脱いで…という風に。肉食でも草食でも、そういう風に徐々に段階を踏んでいけばいいんじゃないですか。野菜炒めを徐々に肉入りにしたりしていってね(笑)」と、男性たちにメッセージを贈った。

このほかにも、これまで会った中で最もワイルドだと思う“鹿を素手で2頭捕らえた伯父”の豪傑すぎるエピソードや、人生で最もワイルドだと思った“アフリカの世界一危険な川下りでワニと目が会った”恐怖体験なども披露。見事な話術で観客を唸らせた。

イベントの最後は草食男子へのメッセージとして、一言「生肉を食え!」と、ワイルドな宇梶だからこそ説得力のある(?)アドバイスを贈り、「『ワイルド7』はあれこれ考えずに気が付いたら心を持っていかれていました。皆さんも楽しんでください!」と締めくくった。

「ワイルド7」は12月21日、丸の内ルーブルほか全国ロードショー。

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