CLAMPメンバーが腰椎圧迫骨折、「しばらくの間は仕事をセーブ」決断。

2011/12/02 00:51 Written by Narinari.com編集部

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女性マンガ家集団CLAMPは12月1日、メンバーの1人が腰椎圧迫骨折と診断されたことに伴い、しばらくの間仕事をセーブすると発表した。

公式サイトに掲載された「CLAMPよりお知らせ」によると、腰椎圧迫骨折と診断されたメンバーは以前から「ずっと腰痛で長時間椅子に座っていられない状態」が続いており、「やっと時間を空け精密検査を受けた結果」とのこと。医師からは半年近くの休養を勧められたものの、「現在連載作品を2作、他にも色んなお仕事をさせて頂いている状態でとても無理です」と説明したところ、「今、安静にして治療に専念しないと、今後ずっとこの痛みと付き合う事になる。結果的には作家生命を縮める事態にもなりかねない。そちらのほうが出版社や、読者に対して迷惑なのではないか」との指摘を受け、4人で何日も考えたという。

ちなみに、腰椎圧迫骨折と診断されたメンバー以外にも、「長時間PCなどの画面をみたり目を酷使する事を禁じられている者」もいるなど、ほかのメンバーも決して体調が万全とは言えないそうだ。

そのため、CLAMPとしては「私達は、少しでも長く、ものをつくるひとでいられるように。一日でも早く憂いなく、ものがつくれるように。出版社や、他のお仕事をさせて頂いている方々にもご理解頂き、暫くの間仕事を制限し、治療に専念する事を選びました」と、制作ペースを落とすという結論に至った理由を説明している。

そしてファンには「連載作品の減ページや、他の仕事量のセーブなど、皆様にはご心配をおかけした上に、物足りなさを感じさせてしまうかもしれませんが、今暫く、ご容赦頂けますようお願い致します」とメッセージをつづり、最後は「皆様もどうか、お体には十分お気をつけになって、ご自愛ください」との言葉で締めくくっている。

CLAMPは1980年代後半から商業誌での連載をスタート。これまで「魔法騎士レイアース」「カードキャプターさくら」「ちょびっツ」「XXXHOLiC」などのヒット作を生み出してきた。現在は月刊マンガ誌「ヤングエース」(角川書店)に「ドラッグ&ドロップ」、「ジャンプスクエア」(集英社)に「GATE 7」を連載中。

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