「忍たま」の機内上映はまずい? あるシーンの対応を三池監督と相談中。

2011/11/28 13:53 Written by Narinari.com編集部

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12月22日にBlu-ray&DVDが発売される実写映画「忍たま乱太郎」の上映イベントが11月27日、京都で開催中の「京都ヒストリカ国際映画祭」で行われ、三池崇史監督、田中渉プロデューサー、木村風太(福富しんべヱ役)が登壇した。

「忍たま乱太郎」は1987年に朝日小学生新聞で連載が始まり、1993年のアニメ化以降、18年にわたり人気を博している国民的アニメ。今年7月に加藤清史郎主演の実写映画版が劇場公開され興行収入は約10億円を突破し、12月にBlu-ray&DVDが発売される運びとなった。

同作は映画祭が開催されている京都太秦の東映撮影所で撮影され、長年時代劇を支えてきたベテラン・スタッフが大勢参加した時代劇で、三池監督は「十三人の刺客」「忍たま乱太郎」「一命」と連続で京都撮影所で撮影した理由を「立派な撮影スタジオは東京にもあるが、映画は“人”がつくるもの。京都太秦には、そういう意味で大勢の“人”がいる。来年公開の現代劇もここで撮影しました」と説明。近隣から足を運んだ満場の観客から大きな拍手を受けた。

田中プロデューサーは「時代劇の衰退が叫ばれているが、まだまだ海外からも大きな関心を集めています。『忍たま乱太郎』は現在70か国からオファーをいただき、公開を準備中です。さらに、国際線で機内上映もされる予定ですが、さすがに食事の機会も多い国際線でう○ちのシーンはどうなんだ、という話になり(笑)、どうするか監督に相談しています」とエピソードを披露。

また、映画初出演となった木村風太は劇中の忍者衣装で登場し、「雰囲気がよく、とても楽しい撮影でした」と撮影を振り返り、「(自分は)映画館で4回観ました。皆さんも2回、3回と観てください」とアピールした。

この日は「国際映画祭」にちなみ、「忍たまインターナショナル・キッズ」として、京都在住の様々な国籍の子供たちが特別招待され、英語字幕版を鑑賞。6歳から11歳の子どもたちは「面白かった」「クライマックスの競走シーンが面白かった」「次回作はもっと面白そう」など英語や日本語で大絶賛し、「面白かったので(両親に)プレゼントにDVDを買ってもらいたい」という感想に、三池監督は「仕込みじゃないの!?」と言いつつも、「普段あまり子どもが楽しめる作品をつくっていないのでドキドキしましたが、(みんなの感想を聞いて)ホッとしました」と国境を越えた評価に胸をなでおろしていた。

なお、Blu-ray&DVDの特別版にはメイキング・ドキュメンタリーや未公開映像が収録されるほか、亜細亜堂描き下ろしのアニメキャラ版着せ替えジャケットを封入。三池監督曰く「最近DVDが売れないのですが(笑)、作品を所有することが出来る上、ブルーレイは原版に近いクオリティです」とのことだ。

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