史上初「ベルセルク」1年に3作、第2部と第3部のサブタイトルが決定。

2011/11/22 10:00 Written by Narinari.com編集部

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20年以上にわたって描かれた原作すべてを対象に、順次映像化していく映画化プロジェクト(サーガプロジェクト)が進められている三浦建太郎のダークファンタジー「ベルセルク」シリーズ。映画化はまずファンの間で最も人気が高く、最もドラマチックな展開を見せる「黄金時代篇」3部作から始まり、第1部「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」は2012年2月4日に公開となるが、それに続く第2部と第3部のサブタイトルと公開時期が決定した。第2部「ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略」は2012年6月、第3部「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」は2012年内に公開される。

「ベルセルク」は、1989年から「ヤングアニマル」に不定期で連載中の人気マンガ(※前身の「月刊アニマルハウス」含む)。単行本35巻までの発行部数は3,000万部を突破し、海外でもドイツ、フランスをはじめ全世界15か国で翻訳され、多くのファンに愛されている作品だ。

2012年に順次公開となる「黄金時代篇」のプロジェクトは、もともと大長編1本を想定して進められてきた。しかし、世界観を描ききるため、コンテを切る段階で長編三部作へと膨らんでいき、第1部1,114カット、第2部1,257カット、第3部1,591カットと、全篇総カット数が3,962カットという大ボリュームに。そこで3部作に分けて公開される運びとなった。

昨今、連作の劇場版アニメは決して珍しくないが、それらは各1時間未満の中編であることが多い。「ベルセルク 黄金時代篇」は第1部が約80分、第2部が約100分、第3部に至っては約110分あまりの長編で、この3作がすべて2012年に公開される。

ちなみに、これまで“1年以内に3作”が公開されたケースとしては、「タッチ 背番号のないエース」(1986年4月12日)、「タッチ2 さよならの贈り物」(1986年12月13日)、「タッチ3 君が通り過ぎたあとに」(1987年4月11日)や、「機動戦士ガンダムI」(1981年3月14日)、「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」(1981年7月11日)、「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」(1982年3月13日)などがあるが、“同一年の1年間”に“完全新作”の長編劇場作品が公開されるのは、「ベルセルク」が史上初の試みだという。

「黄金時代篇」3部作で盛り上がること間違いなしの2012年は、まさに“ベルセルクイヤー”となりそうだ。


☆第2部「ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略」

鷹の団の一大任務、ドルドレイ要塞攻略を中心に描く、一大戦争絵巻。グリフィスの夢に取り込まれる自分に気づき、対等の友となるため鷹の団を離れる決意をするガッツ。同時に、ミッドランド王国より鷹の団に、難攻不落のドルドレイ要塞の攻略を託される。ミッドランド王国正規軍として栄光を手に入れたかに見えた鷹の団。だが、全ては破滅への序章にすぎなかった…。


☆第3部「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」

黄金時代篇3部作完結篇にして、物語は一気にダークファンタジーの深淵へ。ガッツたち鷹の団による救出も虚しく、夢を追う術を奪われ全てを失ってしまったグリフィス。そのとき、覇王の卵・ベヘリットがグリフィスの心の叫びに共鳴し、血の涙を流す。異界の門は開かれ、大いなる恐怖「蝕」が始まるのだった。

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