三浦春馬が小西真奈美とのキス語る、映画「東京公園」台湾でも高評価。

2011/11/14 18:14 Written by Narinari.com編集部

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ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)審査員特別賞を受賞した「東京公園」が、台湾で開催中の台北金馬映画祭に出品されたことに伴い、俳優の三浦春馬と映画監督の青山真治監督が11月13日、台北市内のホテルにて行われた記者会見にスペシャルゲストとして登壇した。

「東京公園」は、東京の公園で写真を撮り続ける大学生の光司(三浦春馬)が、ある日ひとりの男性から「彼女を尾行して、写真を撮って欲しい」と突然依頼される。理由も分からないまま依頼を受けた光司だが、このことをきっかけに自分自身と、そばにいる女性たちと向き合うことに。光司の視線が3人の女性をまっすぐ見つめたとき、すべては少しずつ変わり始める――というストーリー。三浦のほかに榮倉奈々、小西真奈美、井川遥らが出演している。

記者会見は青山監督が「こんにちは青山真治です。よろしくお願いします」、三浦が「こんにちは、私は三浦春馬です。今日は来てくださって、どうもありがとうございます」と北京語で挨拶し、会場が拍手に沸く中でスタート。

監督は「台湾の皆様には本当に感謝しております。もともと台湾が好きでしたが、東北の震災のあと多額の寄付金をいただき、今は単に好きより、もっと身近な存在に感じております。僕は、震災の日、『東京公園』の仕上げで録音スタジオにいて大変な恐怖を感じました。こんな状況の中で映画を作っていて本当によいのだろうかとも思いましたが、やはり、これが僕のしなくてはならないことだと感じ、『東京公園』を完成させました。こうして台湾の皆様に見ていただけることを嬉しく思います」と謝意を述べ、台湾の地で上映される喜びを語った。

監督から見た“三浦春馬”は「皆さんが考えているよりも、ずっと大人だと思います。でも、私みたいな汚れた大人でなくて、本当に生まれながらに綺麗で心から純真な方だなという印象でした」とのこと。そして「実は、撮影の期間中ずっと禁酒していたのです。とても綺麗な方なので、それくらいして、僕も綺麗にならないと撮れない、と。でも、撮影が終わって二日後に飲み始めて、それから今日までずっと飲んでいます」と語り、会場を笑わせた。

作中で描かれている小西とのキスシーンについて聞かれた三浦は「監督から、キスシーンはフレンチキスのあとで一度カットをかけるからと言われていたのですが、ずーっとカットがかからなかったんです。でも役者として自分で演技を止めることはできない。小西さんとアイコンタクトというか、テレパシーのように探り合って演技を続けました。そのカットがそのまま映画に使われています」と撮影時のエピソードを披露。すると、すかさず監督が「(一度カットをかけると)言った記憶がありません。きっと、僕もそのシーンを撮るのが恥ずかしくて、もしかしたら言ったのかもしれませんが。記憶にないんです」と釈明すると、三浦は「監督にはめられたのかと思いましたが、その空気感が、映画の中で素敵なシーンになっています」と振り返った。

終始なごやかなムードで行われた会見では、司会者から「自分のチャームボイントはどこですか?」と聞かれた三浦が少し考えて「長い睫毛?」と答えると、すぐに会場に爪楊枝が用意され、まつげに爪楊枝を載せてみるという台湾らしい一場面も。最後に司会者から「台湾はどうですか?」と聞かれ、三浦は「500人もの方が、空港で到着を待っていてくれていました。そのファンの方やメディアの方の数に驚き、そして優しく出迎えてもらえて本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを語った。このあと2人は上映会場での舞台挨拶にも参加。ここでも、場内満席のファンたちからの熱い声援を受けた。

「東京公園」は2012年1月27日にDVDのリリースが決定。特典映像には、メイキング・ドキュメンタリーや未公開シーン、ロカルノ映画祭リポートなど、映画の舞台裏やキャストの素顔も収録される。

台湾では11月18日からの公開だが、2人の台湾訪問は台湾4大新聞(AppleDaily、自由時報、中国時報、聯合報)に大きく掲載。作品の内容も高い評価を受けている。

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