今後ブレイク確実のマンガは? 日経エンタが「先取りマンガ賞」発表。

2011/11/09 17:36 Written by Narinari.com編集部

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今後、ブレイク確実な、本当に面白いマンガはどれなのか――。昨年から今年にかけてブレイクした「進撃の巨人」(作:諫山創)や「テルマエ・ロマエ」(作:ヤマザキマリ)に続くネクストブレイクを探るべく、現在発売中の雑誌「日経エンタテインメント!12月号」では「先取りマンガ賞」を発表している。

「先取りマンガ賞」は、日経エンタ執筆陣と同誌編集部のマンガ担当の5人が、「5巻未満の注目作の中から性別問わず楽しめるであろう、大ヒット期待作品」を選出したもの。誌面では特に13作品に注目すると共に、5人が座談会形式でさまざまな次のブレイク候補を語り合っている。

その中から、いくつか作品を見ていこう。まず、名前が挙がったのが、週刊少年マガジンの「AKB49〜恋愛禁止条例〜」(原案:元麻布ファクトリー/画:宮島礼吏)だ。そのタイトル通り、アイドルグループ・AKB48を題材に、女装&偽名で研究生となった男の子が奮闘するストーリーが描かれている作品だが、ただのAKB48人気にあやかったアイドルモノと思うことなかれ、熱血、スポ根のような展開、友情パワーなど、その内容から同誌は“王道熱血少年マンガ”と高く評価し、“超太鼓判”マークを付けた。

同じく“超太鼓判”が押されているのは、月刊少年マガジンの「ましろのおと」(作:羅川真里茂)だ。「赤ちゃんと僕」などのヒット作を持つ羅川真里茂の少年誌初連載作品である「ましろのおと」は、津軽三味線がテーマ。一見、地味なテーマに思えるが、熱い演奏シーンや胸を打つストーリー展開に、座談会では「もっと売れていい」「来年の『マンガ大賞』ではさらに躍進するかも」と絶賛だ。

また、週刊ヤングジャンプの「日々ロック」(作:榎屋克優)にも“超太鼓判”。おバカでモテない17歳のロックンローラーが主人公のこの作品、「本作を手に取った人のほとんどはきっと『なんて絵がヘタなんだ!』と思うに違いない。確かに榎屋克優の作画はこれ以上ないほど荒削りだし、下品でうっとおしくさえある」(日経エンタより)と、かなり読み手を選びそうな作品だが、「しかし本作には魂を揺るがす勢いと、叫び出したくなるアツさがある」(同)と、それを凌駕するほどのパワーがあると高く評価。“ヘタなのにこんなに面白いというビックリ感”が強烈な輝きを放っていると、やはり評価は高い。

このほか、「信長協奏曲」(ゲッサン/作:石井あゆみ)や「四月は君の嘘」(月刊少年マガジン/作:新川直司)、「どげせん」(週刊漫画ゴラク/作:RIN、板垣恵介)、「となりの関くん」(月刊コミックフラッパー/作:森繁拓真)、「グラゼニ」(モーニング/作:森高夕次、画:アダチケイジ)などもプッシュしている。また、この特集では「書店員注目のマンガ」として8作品、マンガ好きタレント(オリエンタルラジオ、宮地真緒)が太鼓判を押す10作品(各5作品)も紹介されているので、詳細はそちらを参照。全国の書店・コンビニのほか、日経BP社の通販サイトからも購入できる(//ec.nikkeibp.co.jp/item/magazine/ENT.html?trn)。

※この記事は「日経エンタテインメント!」編集部の許諾を得て作成しています。

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