目の前にクジラ現れ危機一髪、穏やかな海を楽しむサーファーら呆然。

2011/11/07 10:57 Written by Narinari.com編集部

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サーフィンやヨットなど、穏やかな海上に出てゆったりと寛ぎの一時を楽しむ人も少なくないが、そうした人たちに海中から突然危険が迫る動画が話題を呼んでいる。動画に登場するのは、米カリフォルニア州の岸にほど近いところで、のんびりと海を楽しんでいる女性サーファーとカヤックに乗った男性2人。そんな彼らの目の前に、突然、驚くほど巨大な珍客が姿を現したのだ。

この動画は、11月2日付でYouTubeに投稿された「Surfer Almost Swallowed by Whale」(//www.youtube.com/watch?v=qoP1N0OyFic)。米紙サンノゼ・マーキュリーニュースによると、動画はカリフォルニア州サンタクルーズにあるシーブライト・ビーチの沖合約400メートルの地点で、地元在住のバーブ・ロトガーさんが撮影したものだ。10月最後の週末、友人とカヤックに乗ってサンタクルーズの海上を楽しんでいた彼女が、近くにいた女性サーファーたちにカメラを向けている最中、今回の驚きの出来事に遭遇したという。

最初に映し出されるのは、波が穏やかなサンタクルーズの海を、寝そべって滑るように進むビキニ姿の女性サーファー。どうやら、近くにいたカヤックに乗る男性2人に近付き、話しかけてみたようだ。それに応じるように、揃って顔を女性サーファーの方へ向けている男性2人。と、ここまではよくある日常の微笑ましい風景なのだが、女性がボード上に体を起こして座り、会話を始めようとしたその時に、海面の様子が急に慌ただしくなった。

撮影しているロドガーさんと彼らとのわずかな間に、突然大量の魚が海面の上まで跳ねあがったかと思うと、2頭のザトウクジラが出現。「一般的に体長約15メートル、体重45トン」(米紙サンタクルーズ・センチネルより)と言われるザトウクジラを至近距離で目撃した女性サーファーらだが、呆然とした様子で驚くほど無反応なのが印象的だ。ただ、動画をよく見てみると、冒頭から彼らの上には多くの鳥が飛び交っており、“おこぼれ”にありつけるクジラが近くにいることを野生の動物たちは察知していたのかもしれない。

ひょっとすると、彼らがクジラに飲み込まれたかもしれないこの映像は米メディアでも多く取り上げられ、11月7日現在で再生回数は220万回を突破。中には、この季節にビキニで海に出ている女性サーファーの姿が不自然など、真偽を疑う見方も少なくないそうだが、彼女は本物だと主張している。

また、今年は海流の影響で、クジラの餌となるいわしなどが例年よりも沿岸近くまでやって来ていると説明する生物学者も。ロドガーさんもYouTube内の説明で、サンタクルーズ近辺では「ここ数か月、ボートや人と危険な接近をした例が相当数ある」と書き込み、クジラを見るため多くの観光客が辺りにやって来ているという。

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