ブランコにはまり孤独な9時間、21歳男性が100ドル欲しさに挑戦も動けず。

2011/10/31 16:17 Written by Narinari.com編集部

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気の合う仲間と盛り上がっては、無茶な行動をしてしまいがちな世の男性たち。楽しむのは大いに結構な話だが、大人ならば人に迷惑をかけないくらいの意識は常に持っておきたいものだ。米カリフォルニア州では先日、早朝の公園で助けを求める声を上げていた男性が、管理職員によって発見されたという。21歳の男性は発見時、子ども用ブランコに体がはまり、身動きが取れない状態だったそうだ。

男性が発見されたのは、カリフォルニア州バレーホにある児童公園。米地方紙バレーホ・タイムズヘラルドによると、10月22日午前6時ごろ、管理職員が公園に到着すると、子ども用ブランコに体を入れたまま助けを求めて叫んでいる男性の姿を発見した。この公園にあるブランコは空いた穴へ足を入れて乗るボウルタイプの物で、男性は椅子に体がはまり、足も抜けずに苦しんでいたという。

連絡を受け、救助のために駆けつけた警察に対し、男性は前日の夜9時ごろからこのブランコにはまっていたと証言。彼は友人と一緒に公園へやって来ると、友人から「この小さなブランコに乗れたら100ドル(約7,600円)やる」と賭けを持ちかけられ、勇んで挑戦したという。念の為、足に液体洗剤を塗って滑りをよくした上で臨んだものの、一度椅子に体を沈めた彼の体は、すぐに身動きが出来なくなってしまった。

さらに、小さな椅子や穴に締め付けられて足が「膨張」してしまい、1人でブランコを出るのは不可能になったそう。ところが、そんな彼の状態の深刻さを知らなかったのか、賭けを持ちかけた友人らは動けない男性を置いたまま帰宅。こうして、男性はその日の夜をブランコにはまって苦しむまま過ごしてしまい、9時間後の翌朝にようやく発見されたというわけだ。

警察や消防隊は、男性の体がブランコから抜けないと判断すると、ブランコを提げていたチェーンから切断。男性は“おしめ”のような椅子をつけたまま、近くの病院へ搬送された。その後、医者が「整形外科用ののこぎり」(米放送局ABCより)を使って“おしめ”も無事外れ、男性は軽いけがで済んだそうだ。果たして、男性が仲間から100ドルをもらえたのかどうかは定かではないが、払うハメになった治療費を考えると、今回の彼の挑戦はただの苦しみ損だったのかもしれない。

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