めまいのような症状を訴えて病院でMRI検査を受けたところ、「小さな病巣が見つかった」ことから、10月上旬より入院・治療していたベテラン声優の神谷明が、24日に無事退院したことを公式ブログで報告している。

24日午前に退院した神谷は、家族と食事後、久しぶりに自宅の自分の部屋で休んだそうで、「まあ、散らかってはいますが、自分の部屋での落ち着きというものは格別ですね」と、約2週間ほど過ごした病室から解放され、自宅でのひとときにホッとしているようだ。そして、「今まで、多くの方にご心配いただき、ありがとうございました。心より感謝いたします」と謝意をつづっている。

今後の仕事については23日付けのエントリーで触れており、マネージャーと話し合った結果、「結論として、無理をせずのんびり仕事をこなしていこうという事に……」なったとのこと。スケジュールは「11月中は少しのんびり出来そうです」としているが、「28日に収録のホットビートパーティー」と、早速今週から仕事復帰する。また、12月には「関西を中心にイベントが沢山」入っているそうだ。

神谷は1946年生まれの65歳。1970年に声優デビュー後、「バビル2世」のバビル2世役、「ドカベン」の里中智役など70年代から一線で活躍し、80年代は「うる星やつら」の面堂終太郎役、「キン肉マン」のキン肉マン（キン肉スグル）役、「北斗の拳」のケンシロウ役、「シティーハンター」の冴羽りょう役、90年代は「名探偵コナン」の毛利小五郎役（初代）など、名だたる作品の主要登場人物に声をあてた。日本を代表する声優の一人。