ベン・フォールズ・ファイヴが11年ぶり再結成新曲、ベンのアルバムに収録。

2011/10/20 16:21 Written by Narinari.com編集部

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英国の“伝説的バンド”ザ・ストーン・ローゼズの再結成が発表され話題を呼んでいるが、こちらも米国の伝説的な存在であるベン・フォールズ・ファイヴも、11年ぶりとなる再結成新曲を含むアルバムが発売される。

ベン・フォールズ・ファイヴの新曲3曲が収録されるのは、10月26日発売のベン・フォールズの「ベスト・イミテーション・オブ・マイセルフ:ベン・フォールズ・アーカイヴ」。ベンが1992年から2011年までに制作したお宝音源を集めた作品で、新曲だけでなく、完全未発表曲(デモや完成形など)や完全未発バージョンの曲、映画サウンドトラックでしか発売されたことがない楽曲、LIVE音源、東日本大震災復興支援配信アルバムに収録されたKE$HAのカバー曲などなど、CD2枚組で全43曲とボリューム満点の内容だ。

ベンはこのアルバムを「僕にできる最高の僕自身の模倣(Best Imitation Of Myself)」と表現しているが、それがそのまま本作のタイトルとなった。また、今回のアルバムにあたり、次のようにコメントをしている。

「これは僕が次のボイジャー号打ち上げで宇宙に飛ばしてもらう為提出する作品だ。これを紙袋に入れてジミー・ウェブの玄関先に置き、火を付け、呼び鈴を鳴らして逃げるかもしれない。中国に移住した折りには、デモ・テープにだってなる。二度と繰り返されることのない楽曲の作品集だ。どの曲も、僕の能力を超えたところで無意識のうちに真実を忍び込ませることができた瞬間を象徴していると思っている。厳選されたレコーディングのパッチワークであり、点描の肖像画のように、自然な距離を置いて見るとより全体像が見えるはずだ。

今回ライヴ音源及び希少音源ディスクをそれぞれまとめるにあたり、何百もの音源を洗い直し、そのほとんどが僕も今回初めて耳にするものばかりだった。17年に及ぶ活動の間、音楽メディアにあまりに多くの変化があった為、僕達はゴミ袋一杯に詰め込まれた走り書きのラベルのマスター音源を焼いては移管し、奇麗にし、デコードするという作業の連続だった。物語は、僕が人の模倣を止め、自分のサウンドを見出し始めた頃から始まる。

これはつまり僕にできる最高の僕自身の模倣(Best Imitation Of Myself)なんだ。もし僕が自分のキャリアを通してファンの人たちに伝えたいことがあったとすれば、『君はこうあるべきだ』という周りからの干渉、『自分はこう見られたい』 と思うことやその瞬間何がカッコいいとされているかといった雑音を打破することを目指すこと。正にそういうことだ。模倣を受け入れるな。自分でいなきゃ」

ベンは現在、米放送局NBCの「THE SING-OFF」第3シーズンで審査員を務めているが、海外でのインタビューでは、今作に収録される新曲3曲を制作した際に浮かんだアイデアをさらに掘り下げ、ベン・フォールズ・ファイヴとしてのニュー・アルバムに繋げる計画も明らかにした。今後のベン・フォールズにますます注目が集まりそうだ。

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