停電復旧せず披露宴が台無し、ろうそくの灯りで強行も参列者は不満たらたら。

2011/10/13 13:30 Written by Narinari.com編集部

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親戚や友人などを多く集めて盛大に開かれる結婚披露宴。主役の新郎新婦はもちろん、参列者の中にもその華やかな場を心待ちにしている人は多いだろう。にも関わらず、もし披露宴会場が突如停電に襲われ、そのまま続行することになったら……。中国では先日、そんな一幕に遭遇してしまった人たちがいる。

中国紙華商報などによると、この予期せぬトラブルに見舞われたのは陝西省西安市で行われたある結婚披露宴。10月上旬、重慶出身の劉さんは東北出身の新婦とともに、四川料理レストランを貸し切って盛大な披露宴を行う手筈となっていた。

しかし、参列者も続々とレストランに集まり、いよいよ披露宴の幕開けかというときに、あろうことか突然停電してしまう。会場は暗闇に覆われ、すぐさまスタッフがろうそくを各テーブルに立てたものの、雰囲気はなにやらディナーショーのように。とは言え、すでに参列者は集結しており、いまさら披露宴を中止するわけにもいかないため、仕方なく披露宴はろうそくの灯りを頼りにそのまま続行される運びとなった。

会場が薄暗いだけで、つつがなく進行できればまだ良かったのだが、さらに追い打ちをかけるトラブルが発生。停電の影響は厨房にも及び、予定の料理が作れなくなってしまったのだ。出てきた料理は、10人程度が座るテーブルごとに、8つの前菜と2つの料理のみ。披露宴には180人以上が参加していたそうだが、参列者はみんな空腹のまま会場を後にするハメになった。

レストランの責任者の話よれば、停電は披露宴当日の午前9時ごろにはすでに発生していたとのこと。そのときは発電機で何とか凌いだものの、披露宴が始まる午後12時ごろに頼りの発電機も故障。それから約2時間後に停電は回復したがすでに遅し、参列者は不満をたらしながら席を離れてしまっていた。

新郎は今回の披露宴について「多くの家族や友人が遠方から来てくれていただけに、ホント申し訳ない」と平謝りで、レストランに対しては賠償請求する意向だという。

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