池に人食いザメが棲むゴルフ場、数年前に川の増水で迷い込み棲み着く。

2011/10/12 02:59 Written by Narinari.com編集部

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ゴルフのプレー中、コース内に設置されたウォーターハザードと呼ばれる池や小川に、自分の打ったボールがポシャン。ゴルファーにとって最高に悔しい瞬間です。その、ただでさえボールが飛んで行って欲しくない場所に、さらに近づきたくない“なにか”が住んでいたとしたら……。豪クイーンズランド州にあるゴルフコースでは、そんなプレーヤーを必要以上にハラハラさせてしまう、恐ろしいウォーターハザードがあるそうです。

英スカイニュースなどによると、同州ブリスベンにあるカーブルック・ゴルフ・クラブ内の池には、なんと人食いザメとして知られるオオメジロザメが棲み着いています。この種は世界中の熱帯、温帯の海域に生息しているサメで、淡水でも難なく生きることができるため、川や湖でも生息が可能。数年前に近隣の川が増水した際、池に迷い込んだ数匹がそのまま棲み着いてしまいました。

池は十分な広さがあり、サメにとってもさほど不便ではなかったようで、新しく子供も生まれるなど、今では6匹ほどがのんびりと棲息しています。

池周辺にはサメの絵が描かれた「遊泳禁止」の立て札もあり、一見恐ろしい雰囲気もあるこのゴルフ場。しかしマネージャーのスコット・ワグスタッフさんによると、逆に「サメが棲むゴルフコース」として話題を呼ぶなど集客効果は抜群で、現在は「シャークレイク・チャレンジ」と名付けられたトーナメントも毎月開催されています。池のほとりでは、プレーの手を休めてサメの姿を見ようと覗き込むお客さんも少なくないそうです。

さらにサメたちはワグスタッフさんらからエサの肉をもらうなど、手厚く世話をされているためか人にも馴れている様子。時には岸から数メートルまで近づき、ゴルファーに“ご挨拶”することもあるのです。

ちなみにこのゴルフコースでは、かつて地元の子どもたちが小遣い稼ぎにと、ときどき池に飛び込んではボールを拾い上げていたこともありましたが、さすがにそれはできなくなってしまいました。ひょっとすると、池の底はゴルファーが不覚にも打ち込んでしまったボールだらけで、サメも困惑しているかもしれませんね。



☆カーブルック・ゴルフ・クラブによる公式動画
「Carbrook Golf Club Shark in the Lake」//www.youtube.com/watch?v=z7ARrPk8zhQ

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