「入場料イヤ」20mの城壁登る、中国の女性が「速ければ2分」と豪語。

2011/10/09 12:42 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、観光地の入場料を払いたくないと、城壁を果敢によじ登る女性の存在が確認された。高さ20メートル以上もある城壁を何の装備もないまま素手でよじ登るのは恐ろしい行為。この大胆かつ危険な女性の話題は中国国内だけでなく、英国媒体を中心に海外でも注目を集めているようだ。

中国紙揚子晩報などによると、この女性が確認されたのは江蘇省南京市にある有名な観光地・中華門。明時代に建設された南京城は周囲34キロに渡って城壁に囲まれており、その正門が中華門だ。高さは21.45メートルあり、これを登って行くのは容易なことではない。

現場に居合わせた人の話によれば、この女性は当初、城壁を登っては降りる、登っては降りるという行為を繰り返していたそうだが、一気に登り始めてからは速さを増していき、アッという間に登頂に成功したとのこと。登頂後、周囲にいた観光客は「危険だからもう二度とやらないように」と彼女を諭したそうだが、彼女自身は「小さい頃から登っているので問題ない」とどこ吹く風で、それどころか「速ければ2分で登りきれる」と自信満々に答えたという。

しかし、彼女に刺激され、後から城壁を登り始めた人はほとんどが途中でリタイヤ。誰にでも簡単に登頂できるものでないことは間違いない。

ちなみに、同市では今年4月、小桃園公園付近の城壁をよじ登った男性が10メートル程度の高さから落下して重傷を負うという事故が起きているそう。仮に中華門の城壁をよじ登って落下した場合、それ以上の傷を負う可能性が高く、中華門の管理者は「こうした行為で入場料を払わないのは違法であるとともに、大変危険だ」として、安易に真似しないよう市民に注意を促している。確かに、同地の入場料は25元(約300円)であり、ほかの観光地と比べても特に高いわけでもないため、命の重さを考えれば登らないほうが賢明のようだ。

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