女性店員にハマる夫に妻ら激怒、イタリアのバーの“看板娘”に嫌がらせ。

2011/10/06 03:58 Written by Narinari.com編集部

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妻や恋人がいるのに、お酒を飲んだ勢いで目の前の女性にうつつを抜かす――冷静になればよろしくないことだと分かりつつも、つい雰囲気に流される男性はどこの国でも少なくない。だからこそ、酒を出す店にとって“看板娘”は必要な存在なのかもしれないが、イタリアのある田舎街では、そんな“看板娘”となっている女性が話題になっている。バーで働くこのルーマニア人女性店員は、多くの男性客が虜になるほど魅力的なようで、それを快く思わない客の妻たちが店から追い出そうとさまざまな嫌がらせを行ったそうだ。  

英紙メトロや英ニュースサイトのオレンジニュースなどによると、今回の一件が起きたのはイタリア北部にあるパルマに程近い、人口7,000人余りのカデルボスコ・ディ・ソプラという街のバー。ここで働く27歳のルーマニア人女性、ロレダーナ・ポペスシュさんが今回注目を集めている店員だ。ブロンド、青い目のチャーミングな彼女は、毎日飲みに来る多くの男性客から、ドリンク代以外に「チップもよく受け取る」ほどの人気。その魅力は見た目だけでなく、「ブラジルにルーツがある」という陽気な血筋にもあるようだ。

お店ではお酒を出す以外に「セクシーな下着」をまとったダンスショーを行っているというポペスシュさん。店に来る男性客も、これを目当てに足を運んでいる人も多いそうで、あまりの賑わいに店主が彼女の名前を入れた店名に変えたほど評判になっているという。すっかり、街の男性から一目置かれる存在となったポペスシュさんだったが、やがてこれを快く思わない人たちも現れた。

それは、足しげく通う男性の妻たち。すっかり彼女に夢中となった夫らが「あまりに多くの稼ぎを浪費している」と怒り心頭だ。そうなれば、普通はまず夫の行動を諌めそうなものだが、夫への愛情と誘惑した憎しみからなのか、一部の妻たちはポペスシュさんへ怒りの矛先を向けた。その形は、彼女の退職を迫る署名活動だけでなく、さまざまな方法に及んだという。

まず彼女がルーマニアからの移民であることを利用して、誰かが入国管理官に匿名の連絡を入れ、問題が無いか調査をさせたというのはまだ序の口。さらには、ダンスの衣装がセクシー過ぎると市の福祉部に通報して検査させたり、税務官に調査するよう連絡したりした人もいるという。これらをすべて男性客の妻たちの仕業と見ているポペスシュさんは「本当に嫉妬深い」と話し、「踊りたいから踊ってるのに、何が悪いの?」とうんざりしている様子だ。

ただ、一方で「私は彼女たちを何とも思っていない」と余裕の発言も。「お客さんが奥さんと居たいと思えば家にいるだろうし、そうでなければバーで過ごすわよ」とも話し、これからも売り上げを稼ぐべく、一生懸命仕事に力を注ぐつもりのようだ。

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