“鼻紙”が原因で集団暴行事件に、中国の女子学生寮で起きた悲劇。

2011/10/03 11:52 Written by Narinari.com編集部

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中国のある学校の女子寮で先日、“1枚の鼻紙”に端を発する暴行事件が発生した。夜中に女子学生の集団が金属棒を持って殴り込みをかけて来たというこの事件、いったいなぜ起きたのだろうか。

中国メディア大河網によると、この事件が起きたのは河南省商丘市の某学院(日本の専門学校に相当)の学生寮。9月26日深夜、女子学生のインさん(仮名)が眠っている部屋に、突然20人余りの女子学生が集団で押しかけ、インさんとルームメイトに暴行を加え始めた。暴行を受けた女子学生のケガの度合いは異なるが、中には26針も縫う大ケガを負った人もいるという。

警察の調べでは、暴行は“1枚の鼻紙”を巡るトラブルが発端。事件前にウェンさん(仮名)が鼻をかんだ鼻紙を捨てようとゴミ箱に向かって投げたところ、それがそばをたまたま通りかかったインさんに当たってしまい、2人の間で大げんかが始まってしまった。

そのときはほかの学生が2人を引き離し、事態は収束したかに見えたが、ウェンさんはこの一件をかなり根に持ったようで、復讐を企てることに。自分の部屋に戻ると、すぐにルームメイトたちに報告し、高学年の学生までも言葉巧みに誘い込み、インさんに奇襲をかけることにした。

そして同日の深夜、ウェンさんとその仲間20人超の女子学生がインさんの部屋を突然訪問。当時、インさんはすでに眠りについていたそうだが、押しかけてきた女子学生たちに裸のまま無理やり部屋から引きずり出され、金属の棒で頭を叩かれたり、蹴られたりと、散々な目に遭ってしまった。暴行はインさんが気絶するまで続いたという。

学校側の関係者は現在、「この事件に関して調査を進めており、警察の調査結果次第では相応の責任を取る」と表明しているが、学生や保護者からは「インさんが袋叩きに遭っている際に誰も止めようとしなかった」との声も出ており、学校側の管理方法も問題視されている。

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