“ずっとずっと憧れ、大好きな先輩”古閑美保引退に上田桃子「寂しいょ」。

2011/09/28 05:01 Written by Narinari.com編集部

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9月27日に今シーズン限りでの現役引退を発表したプロゴルファーの古閑美保について、彼女を「ずっとずっと憧れであり、大好きだった先輩」と慕う上田桃子が、公式ブログで心境をつづっている。

上田と4歳年上の古閑は、同じ熊本県熊本市の出身。共に名門・坂田ジュニアゴルフ塾でゴルフの基礎をたたき込まれ、賞金女王(上田は2007年、古閑は2008年)にも輝くなど、切磋琢磨しながら女子ゴルフの一線で活躍してきた。そうした間柄だけに、古閑の引退は上田にとって「衝撃の事実」だったという。

上田の古閑への想いは「いつも目標のプロは? の質問に必ず古閑先輩の名前をあげるくらい尊敬し、憧れ続けてきました」というほど。坂田塾時代には「同じ練習場で毎日古閑先輩の背中をみて成長してきました。あまりの憧れの人過ぎて嫌われたくないあまり、挨拶することすら緊張して言えずにいた日々」だったそうだ。

そんな先輩が引退を決めたことには「この決断を下すまでにはきっと沢山悩み考え抜いた日々があったんだと思います」と理解を示しながらも、ホンネの部分では「正直に書かせてもらうなら…めっちゃ寂しいです。いつもキラキラしてた人ですから」「寂しい以外の言葉が見つからないですよ…」「くぅー。わかっちゃいるけど、でも…でも…寂しいょ」と、辛い胸の内をつづっている。

29歳の古閑は2001年にプロテストに合格。2008年度にはLGPAツアーで4勝を挙げ、最終戦の大逆転優勝で賞金女王(約1億2,000万円)に輝いた。しかし、2009年は左手首を痛め未勝利。2010年も春先に1勝を挙げたものの、けがの影響から終盤戦の5試合に欠場するなど不本意なシーズンとなり、今季も賞金ランク46位と低迷していた。そのため「身体的、精神的な限界を感じ」プロゴルファーとして終止符を打つことにしたという。ツアー通算12勝、生涯獲得賞金は5億6,365万円。

なお、今後については「ゴルフ界に恩返しをしたい」と、ジュニアゴルファーの育成や社会貢献に力を入れ、ゴルフ界の発展とさらなるゴルフの普及に取り組んでいくとのことだ。


☆古閑の引退コメント

これまで家族をはじめ、ファン、スポンサー、LPGA、ゴルフ場、トーナメント運営、メディア関係者など、ゴルフに関わる多くの方々に支えられてここまでやってくることが出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。まだ今シーズンの試合も残っているので、最後まで古閑美保らしいプレーを見せたいと思います。今まで本当にありがとうございました。

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