変な“教会”実は売春宿だった、怪しんだ周辺住民からの通報で発覚。

2011/09/20 15:02 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


米アリゾナ州で先日、表向きは宗教団体を装っていた団体が、実は売春を含む風俗営業を目的としていた組織であることが判明。団体関係者20人が逮捕されるという事件がありました。

米放送局ABCや米ニュースサイトのインターナショナル・ビジネス・タイムスなどによると、この団体は同州フェニックスで“活動”していた「フェニックス・ゴッデス・テンプル」。エジプトで古来から伝わる「神聖なる、性と快楽のスピリチュアリティを伝導する目的」で発足し、そのタントラ教義(インドを中心とした神秘主義な教え)を使った「癒しのセラピー」を主な活動としていました。エジプトなのにインド神秘主義という点へのツッコミは置いておくとして、この団体が2009年にフェニックスで“教会”を開いてから、周囲の人々は「まあ変な感じだけど、いわゆる新興宗教のひとつだろう」との認識でいたようです。

ところが今年に入り、この教会の周辺住民から、警察に「教会の代表者や彼らのもとにやって来る“信者”たちの言動がどうもおかしい」との通報がありました。そこで警察が捜査をしてみると、公式サイトには「セラピスト」と称して、艶かしいポーズを取るヌード姿の女性が紹介されていたり(※現在は削除済み)、さらに同団体の名でアダルト系サイトに広告を載せていたりと、風俗営業をしていることが発覚。逆によく今まで当局が気が付かなかったものだというほど、堂々と活動を続けていたのです。

そして先日になって、敷地内の強制捜査により逮捕者が出たとのことですが、当局関係者は「宗教の自由を保証されているこの国でも、売春行為を宗教活動と見なすことは絶対にない」と断じています。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.