米アップルは8月24日（日本時間25日）、スティーブ・ジョブズCEO（最高経営責任者）の辞任を発表した。後任は現在COO（最高執行責任者）で、CEOの臨時代行を務めているティム・クック氏。ジョブズ氏はアップル会長、クック氏は取締役にそれぞれ就任する。　　

同社の発表によると、ジョブズ氏は24日に取締役会に辞表を提出。後継者にクック氏を強く推薦したという。なお、辞任の理由については明かされていない。　　

ジョブズ氏は2004年に膵臓がんを告白し、腫瘍を摘出手術。2008年にはホルモンバランスの異常により体重が激減、2009年にはやはり病気療養のため約半年間にわたり休職して肝臓の移植手術を受け、今年1月からは病気療養に専念するため休職していた。