魚を釣るはずがダイバー釣る、まさかの“大物”に友人たちは大笑い。

2011/08/24 10:07 Written by Narinari.com編集部

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先日、友人と共に海辺へ釣りに出かけた英国人男性は、どんな魚がかかるかと期待しながら釣り糸を垂らしていた。すると、彼の針にかかったのはまさかの“大物”。予想もしていなかった釣果に、友人は大笑いだったという。

英紙デイリー・テレグラフなどによると、61歳のジョン・ゴールドフィンチさんは釣りをするため、友人2人と一緒に英南西部デボン州の海岸を訪れていた。この日の狙いはサバ。じっとヒットするのを待っていると、彼の竿は大物を予感させる力強い手応えを感じ、「リールを巻くのに苦闘」しながら獲物を徐々に近付けた。

着実に獲物との距離を縮め、やがてそれが海面に姿を表すと……。浮かんできたのはなんとウェットスーツを着用したダイバー。運が悪いことに、彼が投げた針がダイバーの足の間に引っかかってしまったのだ。

大きな魚かと期待してみればまさかの“大物”を釣り上げてしまい、ゴールドフィンチさんの気持ちも「興奮がショックへ」と急転。そんな彼の姿に、友人たちは「笑い転げていた」という。ただ、釣った・釣られたの当事者同士は笑ってもいられず、ダイバーはそのままゴールドフィンチさんの手によって陸まで引き上げられた。

気まずい空気が流れていたであろう、対面の瞬間。ゴールドフィンチさんは謝罪すると、ダイバーの男性は「下は暗かったからね」と答えたそう。するとそこに、男性と一緒に潜っていたガールフレンドも現れ、スーツに刺さった針を抜くとサラリと針をゴールドフィンチさんに返してお詫び。その後、ダイバーカップルは再び水面下へと消えていった。

かくして、何事もなく終わった海岸での珍事件。帰宅してゴールドフィンチさんからこの話を聞かされた妻は「食べようがない彼を持ち帰らなくて良かったわよ」と、妙な言い回しで励ましてくれたそうだ。今では「人生で一度きりの体験」を、「釣り人生で最高の話」として友人たちにも話しているゴールドフィンチさん。滅多に味わえない「人間を釣った」感触を話しては、自分自身も楽しんでいるという。

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