息子殺害過程をテキスト中継、制止できなかったネットユーザーへ怒りも。

2011/08/23 18:34 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、母親が1歳にも満たない息子の首を絞めて殺害するという痛ましい事件が起きた。しかも、その女性は息子を殺す過程をネットのコミュニティで実況中継。中国のネットでは「(コミュニティ参加者は)なぜ彼女を制止できなかったのか」と怒りの声が上がっている。

中国メディア東南網によると、この悲劇が起きたのは福建省ショウ州市キョウ城古塘村でのこと。警察の調べでは、息子を殺害したのは安徽省籍の鄒(19歳)で、21歳の夫・桂さんとは浙江省杭州で知り合い、結婚した。事件は出稼ぎ労働のために同村で暮らし始めた矢先の出来事だったという。

鄒は桂さんと彼の両親、そして生後10か月の息子と5人で暮らしていたが、彼女は桂さんと両親が外出していた8月13日午前に犯行に及んだ。息子の首を絞めて殺す過程は自分が所属しているインターネットサービスQQ内のQQグループ(コミュニティ)でテキスト中継し、「顔が青ざめた」「唇の色が紫に変わった」など文字で逐一報告。これを見たコミュニティ参加者たちを震憾させた。そして息子を殺害後、彼女は自ら警察に電話をかけて自首している。

関係者は事件前に彼女と夫が大ゲンカしていたこと、また、取り調べに対して夫の両親への不満を口にしていることなどから、彼らに対する“報復”の可能性が高いとみているという。しかし、それについては夫の母親が「彼女との関係は良好でした。彼女にはいろいろと気を遣って、良くしていたのに……」と否定しており、鄒がなぜ息子を殺したのか、現在はまだ取調中のためはっきりとした理由はわかっていない。

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