絶対安全な「疑似牛レバ刺し」、見た目や味・食感などをこんにゃくで再現。

2011/08/23 15:01 Written by Narinari.com編集部

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今年4月に起きた焼肉チェーン店での食中毒死亡事件を発端に、牛肉の生食を禁止する動きが出ている。最近では焼肉店の定番メニューだったユッケと共に、レバ刺しも提供を見合わせる店が増えており、この状況を悲しんでいる愛食家も少なくないが、そうした中、こんにゃく関連商品製造・販売のハイスキー食品工業は“生で食べても絶対安全な食材”として、こんにゃくを使ったレバ刺しの疑似食品「マンナンレバー」を開発した。同社によると、「牛レバ刺しそっくりの味と食感が楽しめる」という。価格は1袋20枚入り(400グラム)960円(税込み)。

「マンナンレバー」はハイスキー食品工業独自の脱アルカリ技術を用いてこんにゃく特有の臭みをなくした新素材「マンナンミール」を使った新商品。脱アルカリ素材を短冊状にカットし、牛のレバーに似た色を付けて定着させ、たれとごま油をからめることで食感と味をレバ刺しそっくりに仕上げた。

この「マンナンレバー」は見た目や味、食感のほかにも「常温で90日間保存できる」「袋内の水気を切るだけで前処理(アク抜き)や調理加工不要ですぐ使える」といった特徴がある。そのため、同社は焼肉店のほか、居酒屋やホテル、レストランなどに幅広くアピールしていくそうだ。

ハイスキー食品工業は1924年創業のメーカーで、今年の春には「マンナンミール」を使った寿司ネタを開発。マグロの味や食感に似せたものや、キャビアやイクラに似せたものなどを発表している。

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