「名前はパクリ」鉄拳が認める、長年苦情が来るかと思ったら来なかった。

2011/08/23 04:09 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


日本では9月3日に劇場公開されるフルCG映画「鉄拳 ブラッド・ベンジェンス」。その3Dプレミア試写会が8月22日に都内で行われ、ゲストに声優として参加しているタレントの佐藤かよ、同じ名前のお笑い芸人・鉄拳、のR-1ぐらんぷり2011で優勝した佐久間一行が登壇し、ゲーム対決やイラスト対決を実施した。  

ヒロインのリン・シャオユウをイメージした特注の女子高生コスプレ姿の佐藤は、「私のためだけのシャオユウで嬉しいです。このまま、学校にも行きたいくらい!」とノリノリで登場。先日、ロサンゼルスで開催された「鉄拳」のプレミアイベントにも参加したが、「歓声がすごくて、みんなで盛り上がりました」と、笑顔で現地の様子を報告した。

また、声優は初挑戦となったが「緊張しました。誰もいない空間に一人で、全然喋れませんでした。でもやっているうちに楽しくなったし、完成したした映画を観て、『こういう風にできてるんだ』と感動しました」と興奮気味にふり返ったが、そんな笑顔の佐藤を尻目に、鉄拳は「僕は16年前からの『鉄拳』ファンなのに、僕には声優のオファーが来ない……」と不満そう。ゲームの「鉄拳」が芸名の由来だと噂されていたが、事実関係について質されると、あっさりと「そうです。ゲームからパクリました!」と公式に認めた。ちなみに鉄拳によると、これまで「苦情が来るかと思ったら来なかった」とのことだ。

「鉄拳」と言えば対決ということで、対決を勝ち抜いて「R-1」王者となった佐久間も来場したが、「僕は、友達がやってるのを少し離れたところから見てました……」と実はゲーム経験がほとんどないことを告白。これには会場一堂、「えー」と落胆の声が漏れた。

対決は最新版のアーケードゲーム「鉄拳タッグトーナメント2」で行われ、ゲーマーとして知られる佐藤があっけなく勝利。続く「鉄拳」キャライラスト対決では、監督から出された「三島平八」のお題に3人が挑戦し、三者三様の個性的な平八のイラストに会場は笑いに包まれたが、中でもイラストを仕事にしているだけあって、鉄拳は見事な出来映えの平八を披露した。

最後に、メガホンを取った毛利陽一監督は作品に込めた想いについて「本当に身も心も『鉄拳』に捧げました。ゲームの事を知らない人でも楽しんでもらえる映画だと思いますし、『なるほどー』と思ってもらえると思います。ツッコミどころ満載なのは、『鉄拳』シリーズの魅力の1つだと思うので、軽い気持ちで観て楽しんでもらえたらと思います」と映画をアピールしている。


☆「鉄拳 ブラッド・ベンジェンス」作品情報
[企画・製作・原作]株式会社バンダイナムコゲームス
[制作]株式会社デジタル・フロンティア
[監督]毛利陽一「鉄拳5」「鉄拳6 BLOODLINE REBELLION」
[脚本]佐藤大「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「交響詩篇エウレカセブン」
[配給]アスミック・エース
9月3日(土)、新宿バルト9ほか全国3D公開

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.