時代劇「大岡越前」をはじめ、多くの映画やドラマに出演した二枚目俳優の竹脇無我さんが、8月21日に亡くなった。享年67。

竹脇さんは21日未明に東京都大田区の自宅で倒れ、意識不明の状態で区内の病院へ搬送。集中治療室（ICU）で手当を受けていた。

1960年に映画「しかも彼等は行く」でデビューした竹脇さんはドラマ「姿三四郎」などでブレイクし、二枚目俳優として活躍。数ある出演作の中でも「大岡越前」では大岡忠相（加藤剛）の友人である榊原伊織を好演するなど、時代劇での人気も高かった。近年は2010年に公開された映画「大奥」で、主演の二宮和也の父役を演じていた。

しかし、プライベートでは40代後半からうつ病を患い、糖尿病も併発。8年間の闘病の末に復帰し、その体験は著書「凄絶な生還、うつ病になってよかった」にまとめられている。