夫の嘘で浮気相手と思い突撃、全く関係のないアパートに車で突っ込む。

2011/08/22 05:06 Written by Narinari.com編集部

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ニュージーランドで先日、浮気をしていた男性の妻へのウソがもとで、浮気相手とは全く関係のない他人のアパートへ妻が殴り込みをかける騒動が起きた。結果、アパートの住人が不条理な被害を受け、妻も“夫の浮気・逮捕・損害賠償”の三つの問題を抱えることになったという。

ニュージーランド紙ネルソン・メールによると、この事件が起きたのは6月30日のこと。その日、若い夫婦がドライブを楽しんでいると、夫のケータイに1通のテキストメッセージが届いた。それを25歳の妻が覗き込むと、目に飛び込んで来たのは知らない女からのメッセージ。これで送り主の女と夫が浮気をしていると察知した妻は激怒し、相手がどこに住んでいるのか問いただしたという。

その鬼気迫る追及に根負けし、ついに夫は浮気の事実と住所を白状。楽しいはずだった夫婦のドライブは一転して、妻による浮気相手宅への突撃に変わってしまった。そして、アパートに到着すると車を急加速させ、そのままアパートの入口に突っ込んだというから過激だ。

さらに妻は駐車スペースの車にも激突。夫は恐れをなしてか車から逃走し、付近にいたアパートの住人も突然の大騒動に車から離れるように逃げたという。ここまでしてようやく落ち着きを取り戻した妻は、駆けつけた警察に抵抗することなく逮捕され、その後の取り調べでも罪を認めたため、10月3日の判決まで拘留される見込みとなっている。

夫の浮気が許せなかった妻の行動は行き過ぎではあるが、後に夫は「(現場のアパートに)浮気相手はいなかった」と適当な家を選んで伝えていたことを告白。結局この事件は、そこに浮気相手がいると信じ込み、無関係なアパートの住人を巻き込んで大暴れした妻の独り相撲だったというわけだ。

今回の事件で妻は、アパートの玄関や車などに総額4万2,823ニュージーランドドル(約270万円)の損害を与えたとされ、検察側は全額の補償も要求。感情をコントロール出来なくなった代償は高くついてしまったようだ。

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