銀行強盗が中身ごと金庫爆破、爆音で近隣住民集まりそそくさと逃走。

2011/08/16 11:58 Written by Narinari.com編集部

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銀行の金庫にあるお金を奪おうと画策した強盗3人組。爆弾を仕掛けて金庫の爆破に成功したものの、火薬の量を誤り、金庫だけでなく中身も吹き飛ばしてしまった――。そんな銀行強盗事件がアフリカ・ジンバブエで起きた。       

ジンバブエのニュースサイト・ブラワヨ24などによると、この事件が起きたのは8月4日の午前2時ごろのこと。首都ハラレにほど近い街ノートンにある銀行の支店に、3人組の強盗が押し入った。3人は警備員を縛り上げると、駐車場で“木製の何か”で殴打。その後、1人が見張りをしながら2人が銀行内に侵入し、そこにあった貸金庫に近づいたそうだ。

その中にあるお金に狙いを定めると、用意していた「TNT爆弾」(英紙メトロより)を金庫上部の右隅にセッティング。金庫内には「4,339米ドル(約33万円)」(ブラワヨ24より)の現金があったとされる。強盗は爆弾で手っ取り早く金庫を壊してサッサと現金を奪おうと考えたわけだが、そうは問屋が卸さなかった。

セットした爆弾を起爆させると、目論見通りに金庫は大破したのだが、用意した爆弾の火薬の量が多過ぎ、金庫の中身までも燃やしてしまったのだ。しかも、爆発の音で近所の住民たちを起こしてしまい、すぐに銀行へ人が集まってきたそうで、結局3人組は何も奪えないまま銀行から逃走したという。

その後、縛られた警備員は自力で抜け出し、すぐに警察も到着。ただし、残念ながら8月12日時点でも事件の捜査は続いているようで、犯人はまだ「1人も捕まっていない」(メトロ紙より)とのこと。襲われた警備員も幸い大事には至らず、物的被害だけで済んだのは不幸中の幸いだが、一刻も早く3人組が逮捕されるよう願うばかりだ。

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