急逝エイミーの“最後の録音”、超大物トニー・ベネットとのデュエット。

2011/08/01 17:11 Written by Narinari.com編集部

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7月23日に、ロンドンの自宅で急逝したエイミー・ワインハウス。数々の著名人や世界中の人々がその早すぎる死を悔やむ中、彼女の作品は各国チャートで急上昇を見せ、その音楽的才能に改めて注目が集まっている。そうした中、現在彼女の最後の録音と海外メディアで呼ばれているのが、60年のキャリアを誇る超大物歌手トニー・ベネットとのデュエットであるとわかった。

トニー・ベネットとデュエットした「ボディ・アンド・ソウル」は、今年3月23日にロンドンのアビー・ロード・スタジオで録音されたもの。この楽曲は10月5日に発売されるトニー・ベネットのニュー・アルバム「デュエッツII」に収録され、ほかにもレディー・ガガ、ジョッシュ・グローバン、ジョン・メイヤー、マイケル・ブーブレ、ノラ・ジョーンズ、マライア・キャリー、シェリル・クロウ、ブラック・アイド・ピーズなど、世界中のスーパースターとトニー・ベネットとのデュエットが収録される予定だ。エイミーも、もちろんこの中の一員として名を連ねている。

エイミーにとってトニー・ベネットとのデュエットは念願の共演であったようだ。トニー・ベネットは60年以上ものアーティストとしてのキャリア、100枚を超えるアルバム、グラミー賞生涯業績賞を含む15のグラミー賞を誇る“生ける伝説”とも言える歌手。レコーディングの際に収録されたインタビューでエイミーは、「トニーと隣り合わせに立って、こうして一緒に歌えることが夢みたい。彼の歌は本当に素晴らしいんだもん。私が何年か前にグラミー賞のときは、本当に感動したわ。それは、私が受賞できたからじゃなくて、プレゼンターのトニーが私の名前を呼んでくれたからなの」と語っていたほどだ。

そんなエイミーの訃報に接し、トニー・ベネットも追悼コメントを発表した。
    
「エイミー・ワインハウスはとても偉大なアーティストであり、彼女の悲劇的な死を知って心から悲しく思っています。彼女はヴォーカリストとして素晴らしいセンスを持ったミュージシャンで、彼女の類稀な才能がこんなにも早く終わりを告げてしまったことに対し、本当にショックを覚えています。彼女は愛らしくて 知的な人で、私たちが一緒にレコーディングをした時にはソウルフルで非常に素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。彼女と一緒に歌う機会を得られたことを誇りに思います。彼女が、自身が抱えていた問題を乗り越えられるようにと心から願っていました。彼女のお父様であるミッチェルとご家族の皆さま、そして彼女のことを愛していた全ての人に心よりお悔やみ申し上げます」

念願の共演を果たしたばかりであったエイミーの訃報と、その類稀なる才能はこれからもまだまだ多くの反響を呼びそうだ。


☆トニー・ベネットとは

1926年NYクイーンズ生まれ。1950年に米Columbiaレコードと契約(名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティスト)。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット(グラミー賞2部門受賞)を記録した。2006年には生誕80年を記念したデュエット・アルバム「デュエッツ:アメリカン・クラシック」が全世界で300万枚のセールスを記録している。

☆トニー・ベネット「デュエッツII」


発売日:2011年10月5日
価格:初回限定盤DVD付2枚組 3,780円/ 通常盤 1CD 2,520円
※日本盤ボーナストラック「思い出のサンフランシスコ with ジュディ・ガーランド」

○共演アーティスト
レディ・ガガ/エイミー・ワインハウス/マライア・キャリー/ブラック・アイド・ピーズ/アレサ・フランクリン/ノラ・ジョーンズ/シェリル・クロウ/ジョン・メイヤー/アンドレア・ボチェッリ/マイケル・ブーブレ/アレハンドロ・サンス/ナタリー・コール/ジョシュ・グローバン/フェイス・ヒル/K.D.ラング/ウィリー・ネルソン/クイーン・ラティファ/キャリー・アンダーウッド/ジュディ・ガーランド

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