元阪神の伊良部秀輝投手が死去、ロサンゼルスの自宅で遺体を発見と報道。

2011/07/29 05:33 Written by Narinari.com編集部

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ロッテ、ヤンキース、阪神と、それぞれ異なるステージで“快投”を見せ、日米通算106勝を挙げた伊良部秀輝投手が、米ロサンゼルスの自宅で亡くなったことがわかった。享年42。現場の状況から、地元警察は自殺とみて捜査をしているという。

尽誠学園高から1987年のドラフト1位でロッテに入団した伊良部投手は、160キロ近い豪速球を武器に数々の名勝負を繰り広げ、特に西武の清原和博内野手(当時)との対決は今も語りぐさとなっている。最多勝(1994年)や最多奪三振(1994年、1995年)、最優秀防御率(1995年、1996年)のタイトルを獲得するなどロッテ先発陣の柱として活躍後、1996年オフに揉めに揉めた末にヤンキースへと移籍した。

ヤンキースでは1年目に5勝、2年目に13勝、3年目に11勝と、通算29勝を挙げたものの、プレー態度などが問題視されることが多く、地元ファンからブーイングを浴びることも。その後、エクスポズ、レンジャーズを経て、2002年オフに阪神へ移籍、日本球界に復帰した。

阪神では2003年に13勝を挙げる活躍を見せ、チーム18年ぶりの優勝に貢献。しかし、翌2004年は0勝で終わり、同年オフに戦力外通告を受け、現役を引退した。

引退後はロサンゼルスでうどん店「SUPER UDON」を開店するなど実業家への転身を図ったが、店は軌道に乗らず2008年頃に閉店。2009年には米独立リーグで現役復帰し、四国・九州アイランドリーグの高知でもプレーしたが、ケガのため2試合登板したのみだった。プロ野球の通算成績は72勝69敗11セーブ、メジャーの通算成績は34勝35敗16セーブ。

また、2008年8月に大阪のバーで暴行事件を起こし逮捕。2010年5月にはロサンゼルスで酒気帯び運転のため逮捕されるなど、トラブルも起こしていた。

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