独1部リーグでプレーする日本人選手は9人、地元紙がその魅力を分析。

2011/07/28 15:04 Written by Narinari.com編集部

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7月20日、Jリーグ柏レイソルのFW大津祐樹選手がドイツのボルシアMGに完全移籍することが発表された。これにより今季ブンデスリーガ(独1部リーグ)でプレーする日本人選手は過去最多となる9人となったが、独紙ディ・ヴェルトは「なぜブンデスリーガで日本人選手が歓迎されるのか」という記事を掲載。さまざまな角度から日本人選手の魅力に触れている。

8月5日の開幕を控えたブンデスリーガで今季プレーする予定の日本人選手は、7月28日現在、MF長谷部誠選手(ウォルフスブルク)、MF香川真司選手(ドルトムント)、DF内田篤人選手(シャルケ)、FW矢野貴章選手(フライブルク)、FW岡崎慎司選手(シュツットガルト)、MF細貝萌選手(アウクスブルク ※レバークーゼンからのレンタル)、FW宇佐美貴史選手(バイエルン)、FW大津祐樹選手(ボルシアMG)、DF槙野智章選手(ケルン)の9人。

各選手がチームで主力として活躍できるかどうかは未知数であるものの、ブンデスリーガ18チームの半数に当たる9チームに日本人選手が所属していることになる。ポジション別に見ても、日本人選手はGK以外の全ポジションに分散している状況だ。   

ディ・ヴェルト紙は同リーグで巻き起こる日本人選手ブームに関して、これまで数々の日本人選手をドイツに送り込んできた著名代理人のトーマス・クロート氏の言葉を紹介。同氏は「高原と長谷部の存在」「香川の活躍」「日本代表の南アフリカW杯での好パフォーマンス」の3点により、日本人選手がブンデスリーガに移籍しやすい環境が整えられたと分析している。

また、日本人選手が歓迎される理由としては、日本人選手の「高いプロフェッショナリズム」「成長意欲の高さ」「規律精神」などを強調。それに加えて今のところ移籍金が安い点も多くのクラブが興味を示す理由として挙げている。

さらに同氏は「プレミアリーグも興味深い市場」とし、現在、ブンデスリーガで起きている日本人選手ブームをプレミアリーグにも波及させたい意向だ。プレミアリーグのプレーはますます複雑かつスピーディーになっているが、ドルトムントの香川選手のようなタイプは「完全にフィットするはず」としている。

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