人物の横顔描いた「オレオでカメオ」、米アーティストの作品が話題に。

2011/07/27 16:32 Written by Narinari.com編集部

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大理石や瑪瑙(めのう)、貝殻などに浮き彫りを施した装飾品のカメオ。それを意外な素材で再現したアーティストが話題を呼んでいます。  

このアーティストはマサチューセッツに住むジュディス・G・クラウスナーさん。米ニュースサイトのハフィントンポストなどにも紹介されたその作品は、パッと見ると、黒っぽい円形の土台に人物の横顔が白く浮き彫りにされているごく普通のカメオです。しかし、ジッと目を凝らしてみると、質感が石でも貝殻でもないことに気が付きます。

実はこれ、日本でもおなじみのサンドイッチ状クッキー「オレオ」(※日本ではヤマザキナビスコが販売)をカメオのように仕上げた作品なのです。チョコレートクッキーを土台に、白いクリーム部分で人物の横顔を形成しています。

ジュディスさんは以前、昆虫の死骸などを自身のアート作品の素材にしていました。昆虫の作品集を発表した際には、それを目にした人々から「気持ち悪い」といった反応がたくさん寄せられ、「文化的に根強い(昆虫に対する)フォビア(=恐怖)が、こんなに絶妙に優美である素材を無視する結果になっていること」にショックを受けたそう。

以後、ジュディスさんは普段見落とされがちな「人々が“短命”“世俗的”“つまらない”と感じる素材」(ジュディスさんの公式ページより)をテーマにした作品を発表するようになりました。そして最新作である「From Scratch」シリーズでは、先で紹介した「オレオのカメオ」のほか、ケチャップなどで描いた壁紙、トーストに目玉焼きやカビの刺繍をした作品などを発表しています。

これら作品は彼女の公式サイト(//jgklausner.com/)で公開中。みなさんもぜひ一度、ご覧になってはいかがでしょうか。

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