妊娠してから異様に執着、家具のつや出し剤を毎日食べるようになった女性。

2011/07/25 03:52 Written by Narinari.com編集部

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妊娠をきっかけに、味の好みや体の感覚、体質などが変わるというのはよく耳にする話。どのように変化するかは人によってさまざまだが、ある英国人女性は、以前1人目の子どもを妊娠した際に、家具用つや出し剤の匂いと感触に執着するようになったという。そしてさらに、現在7か月目に入った2人目の子どもを妊娠すると欲望を抑えきれなくなり、毎日つや出し剤をペロリと食べるのが日課になってしまった。  

この女性は、バーミンガムで1歳上のパートナーと11か月の娘との3人で暮らす26歳のエマ・ヴェネスさん。もともと自分は子どものときから「掃除アイテムや抗菌石鹸の匂いに魅かれていると自覚していた」(英紙デイリー・メールより)というヴェネスさんだが、現在のパートナーと一緒に生活をするようになり、お腹に赤ちゃんを身籠ってからは、なんとなく“魅かれている”だけでは済まなくなってしまった。長女を妊娠してから家具用つや出し剤の匂いに執着するようになったという。それでもまだ匂いを楽しむだけだったこのときなら、他人から見ても大した問題ではなかっただろう。

ところが、昨年1人目の娘を出産して、すぐに2人目もお腹に授かったヴェネスさんは、つや出し剤に対する欲求に拍車がかかった。妊娠してから数か月経ったある日、彼女は我慢できず遂につや出し剤を口に運んでしまったという。初めて口にしたあと、「2度と食べないと決めていた」はずの彼女。しかしそれ以来、欲求が高まると口にせずにはいられなくなり、今では1日に数回はつや出し剤を食べているそうだ。

「なんで好きなのかうまく説明できないけど、たぶん舌触りと食感のせいだと思うの」というヴェネスさんは、いくつかのメーカーの製品を試して、好みのつや出し剤を見つけるほど虜になってしまった。

その行動はほどなくしてパートナーの目にも触れることに。ヴェネスさんはパートナーの前で食べたくなった際は、テレビを磨くふりをして彼に背を向けながらこっそり食べていたそうだが、それが見つかったときはやはり好ましくない反応が返って来た。そしてすぐに互いの両親も知るところとなってしまい、さらには赤ちゃんへの影響なども自覚していたため医者に相談。医者は、当然ながらすぐに口にするのを止めるよう促し、今後つや出し剤を食べたくなったときは「チョコレートバーを食べるように」と彼女にアドバイスした。

ただ、チョコレートバーでは欲求を抑えることができなかったヴェネスさんは、その後もつや出し剤をやめられないまま現在に至っているという。家の仕事や子どもの世話などが一段落して落ち着いたときに食べたくなるそうで、ダメと思いつつも口にする今の状況に「誰か助けて欲しい」と切実な心境も吐露している。

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