毎日シフトこなす“お掃除ハト”、フェリーに朝夕訪れては食べかすつまむ。

2011/07/21 12:45 Written by Narinari.com編集部

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米ニューヨークのマンハッタン島とニュージャージーのウィーホーケンをつなぐフェリーに、毎日必ずやって来る“トニー”という名のハトがいます。彼はマンハッタン島のフェリー乗り場から船に乗り込み、フェリーが移動している間、しきりに乗客たちが落としていったパンやポップコーンなどの食べかすを拾っては食べ、船上の「お掃除」をしていくのです。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースや米通信社UPIなどによると、“トニー”の行動は実に規則的。ウィーホーケン側に到着すると、たまに岸へ下りて歩き回ることもありますが、フェリーが出発する時間になると再び乗り込み、必ず何往復かしてから、最後はマンハッタン島側で下船するのです。

さらに、“トニー”は夕方のラッシュ時にもフェリーにやって来ては同じ行動を繰り返します。フェリーの乗員であるジョージ・シャンプさんによると、“トニー”が初めてフェリーにやって来たのは約3年前のこと。「23年間フェリーで働いているけれど、こんなハトは初めてだよ」と、ジョージさんは毎日毎日同じようにやってくる“トニー”に驚きを隠せないようです。また、今まで“トニー”を見かけなかった日は大嵐が到来した冬の日程度で、それ以外はきっちり毎日やって来る彼のことを「もう、フェリーのマスコットだね」と言うほど、大切な存在となっています。

ちなみに“トニー”は、すでにFacebookのファンページがあるほどの人気者。普段は「厄介者」とハトのことをあまり好ましく思わないニューヨーカーたちですが、どうやら“トニー”は例外のようです。

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