「ゼロの使い魔」作者がガン告白「手術は8月上旬を予定しております」。

2011/07/16 05:12 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


アニメやゲームにもなった人気ライトノベル「ゼロの使い魔」の作者、ヤマグチノボルさんが、今年2月にガンが見つかり、抗がん剤治療を受けていることを明かした。当初は「手術が不可能なレベル」だったため抗がん剤による延命治療を受けていたが、5月にガン細胞の縮小を確認。8月上旬に手術を予定しているという。

「ゼロの使い魔」の出版元であるメディアファクトリーの公式サイトに掲載された「ヤマグチ先生よりメッセージ」は次の通り。

※※※ ※※※ ※※※

読者のみなさまへ

いつも拙著を楽しみにしていただき誠にありがとうございます。今回は、私の病気についてみなさまにご報告させていただきます。

今年の2月ごろ、折からの体調不良もあって病院で検査をした結果、癌が見つかりました。癌の進行が思っていたよりも早く、手術が不可能なレベルだったため、抗癌剤による延命治療に切り替えることに致しました。

5月ごろ、癌とは別に胆石を発症してしまい、胆石除去の手術を行いました。開腹手術の際、幸いなことに癌細胞の縮小が確認されました。それからも抗癌剤治療をひたすら続け、その甲斐あってか先日の入院治療の際、手術が可能であろうとの診断を受けました。

手術は8月上旬を予定しております。

執筆中の『ゼロの使い魔』21巻ですが、上記の事情から8月の刊行が難しい状況になっております。楽しみに待っていただいた読者の皆様には大変申し訳ございません。『ゼロの使い魔』最終章の構想は20巻を書く前からすでにできあがっており、なるべく早く残りの2冊をお届けできるよう、まずは手術の成功・体の快復に努めさせていただければと思っております。何卒ご理解賜りたくお願いいたします。

2011年7月15日 ヤマグチノボル

※※※ ※※※ ※※※

「ゼロの使い魔」はシリーズ累計450万部を発行している人気ライトノベル。2006年、2007年、2008年と3度アニメ化され、2007年にはプレステ2向けにゲーム化(マーベラスインタラクティブ)もされている。今年2月には、2012年発売予定の22巻でシリーズ完結となることを明かしていた。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.