ボールが股間に当たって大ピンチ、サッカー選手の意外な処分理由とは。

2011/07/04 18:39 Written by Narinari.com編集部

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世界各国で人気スポーツの1つとなっているサッカー。審判は危険なプレーやゲーム進行の妨げになると判断した場合は、選手にカードを提示して警告や退場を命じる。オーストラリアでは先日、アマチュアリーグの試合の審判がある選手に対し、ピッチの外でレッドカードを提示。その変わった理由がちょっとした話題を呼んだ。  

退場処分を受けたのは、メルボルンのアマチュアリーグでプレーするアーロン・エクレストンさん。彼は6月19日、このリーグ所属の2軍チーム同士で争うリザーブリーグの試合に出場していたのだが、その最中にアクシデントに見舞われた。「ボールに向かってジャンプした」(豪紙シドニー・モーニングヘラルドより)はずが、タイミングを誤って股間にボールをぶつけてしまったのだ。その痛みに悶絶した彼には、さらにほかの人よりも痛みが強くなる理由があった。

実はこのとき、エクレストンさんは局部にピアスをつけていたそう。そこに当たった痛みは尋常ではなかったようで、倒れて苦悶しながら、思わずピアスを確認したという。サッカーではけがの心配から「ジュエリーなどを身に付けてはいけない」(英紙ガーディアンより)ため、ピアスも当然その範疇に入る。そこで審判は、彼にピッチを離れてピアスを外してくるよう命じたそうだ。

公式サイトでのクラブ側の説明では、最初に彼はピッチの外に出た後、審判の許可を得ずに再びピッチに戻ろうとしてイエローカードを1枚受けた。そして、審判がしっかりピアスを外したかチェックすると、まだつけていたことが発覚。これで2枚目のイエローカードを受け、退場処分となってしまった。なお、審判に連れられ、局部ピアスの確認に向かう様子は、YouTubeに「Most Bizarre Football Sending Off Ever -- Player Gets Sent Off For Piercing On His Genitals」(//youtu.be/MciOb4GtkvU)とのタイトルで投稿されている。

この一連の状況は豪メディアによって報道されてしまい、エクレストンさんの名前は世間に広まってしまった。エクレストンさん本人は、これをツイッターで嘆いていたという。

思わぬ形で世間の注目を集めてしまい、ショックを受けているエクレストンさん。クラブ側も今回の騒動で迷惑をかけたとして、審判や対戦チームに対して謝罪を表明する事態となった。彼にとっては不運な出来事かもしれないが、自分がけがをしないためにも、これからはルールに従って試合に出場して欲しいところだ。ちなみにこの試合は、彼のチームが3対0で勝利した。

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