「るろうに剣心」実写化に佐藤健が胸中、話を聞いた当初は戸惑いも。

2011/06/28 13:19 Written by Narinari.com編集部

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6月28日に人気マンガ「るろうに剣心」の実写映画化が発表されたことを受け、主演を務める俳優の佐藤健が、葛藤を織り交ぜながら公式ブログで作品への想いをつづっている。

「『るろうに剣心』が実写化されると初めて聞いた時、『ありえない!』と思った方がたくさんいらっしゃったのではないでしょうか?」との問いかけから始まる28日に更新されたエントリー「実写版『るろうに剣心』」は、多くのファンが感じるであろう「実写で再現するのは難しいのではないか」「マンガの世界観を壊してしまうのでは」といった疑問に主演俳優の立場で答えた内容。佐藤自身、実写化の話を聞いた際には、「ありえない!」と感じた一人だったという。

佐藤も「るろうに剣心」は「この作品は漫画、アニメ共にまさに世代でして、子供の頃夢中で見ていた」と思い入れがあることもあり、「人気漫画の実写化の難しい理由として、ファンの方の中で世界観が確立されてしまっているという点がひとつあげられる」と冷静にファンと同じ目線で作品を見つめ、疑問の声にも理解を示している。

特に同作は「誰もが知ってる超人気漫画ということはもちろんですが、登場人物のビジュアル、そしてバトルものだということが実写化実現を一段と難しくしていると思います」とも。そのため、「このお話をはじめ聞いた時は、正直難しいと思いました。戦闘シーンなんか絶対無理だろうと、剣心たちの速さや技を実写でどう表現するんだと思いました」と、難しさばかりが頭に浮かんだそうだ。

ただ、一緒に映画を製作する美術チームやアクションチーム、監督などと話を重ね、資料映像などを見ていくうちに「“見え”ました」。佐藤の中では「『るろうに剣心』の実写化は可能だと思います」との結論に至ったが、これは「もちろん漫画やアニメの世界観をそのまま表現できるという意味ではありません。みなさんに面白いと思っていただけるような、なおかつ認めていただけるような、そんな映画がこのチームだったらつくれるんじゃないかという意味での“可能”です」と真意を説明している。

「るろうに剣心」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)に1994から1999年まで連載され、単行本は累計発行部数5,000万部超の人気作品。アニメは1996年1月にフジテレビ系で放映が始まり、今年はテレビアニメ化15周年の節目を迎えた。実写映画版はNHK大河ドラマ「龍馬伝」で佐藤ともタッグを組んだ大友啓史監督がメガホンを執り、2012年に公開される予定だ。

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