“江口愛実騒動”に海外も関心、AKB48の活動に触れながら世界が報道。

2011/06/26 03:43 Written by Narinari.com編集部

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江崎グリコ「アイスの実」のCMでいきなりのセンターデビューを飾り、先頃、CG合成と明かされたAKB48の江口愛実。“正体”が明かされる前から、その話題はメディアでも大きく取り上げられたほか、ネタばらし後は好きなメンバーのパーツを組み合わせ、個々に自分好みの顔作りが楽しめる「推し面メーカー」も評判となった。こうした一連の江口愛実騒動を、英米を中心とする世界のメディアが6月23日から24日にかけて一斉に報道。海外でも江口愛実は高い関心を呼んでいるようだ。  

欧米での江口愛実を巡る報道は、いくつかのブログメディアサイトが伝えたことをきっかけに、英国と米国の新聞、週刊誌などのニュースメディアが取り上げ始め、一気に世界へと広まった。概ね各社とも江口愛実の写真やメイキング動画を掲載した上で「日本の音楽プロデューサーが多くのファンを騙した」(英紙デイリー・メール)、「日本の技術者が完璧(だけどフェイク)なポップスターを生み出した」(米誌タイム)などの見出しで紹介。そして日本国内で話題になった背景に触れ、中にはAKB48についても詳しい説明を添えるメディアもある。     

豪紙シドニー・モーニングヘラルドでは、AKB48を「“オタク”の人たちによってアイドル化された若い女性グループ」と紹介。東京・秋葉原のAKB48劇場での活動やCDの売り上げ、そして先日行われた総選挙についての情報を説明した上で、江口愛実に関する一連の流れも詳細に伝えている。またタイム誌では、江口愛実の登場時に総合プロデューサーの秋元康氏が「新時代のヒロイン」と称賛したとも言及し、「愛実は日本の人々を興奮させた」と伝えた。   

一方、デイリー・メール紙は江口愛実がCG合成と明かされるまでに、ファンがCG説を唱えた理由についても細かく紹介。プロフィール上の誕生日と江崎グリコの創立記念日の関連性や、特技の陸上とグリコのキャッチコピー(「ひとつぶ300メートル」)の関連性まで触れている。さらに英紙デイリー・テレグラフでは、江口愛実の顔がどのように出来上がったのかを紹介する記事も掲載。そこには「前田敦子」や「大島優子」など顔のパーツを提供した6人の名前も登場しており、特に篠田麻里子の口については1人だけ「官能的な」と表現されていて、記事を執筆した記者の好みも垣間見えた。

ウェブ版にコメント欄を設けているメディアには、この報道に意見を寄せている人も多く、海外での反応を覗くことができる。例えばデイリー・メール紙では、「皆、同じように見える」との日本人によく聞かれる感想もあるにはあるが、ここではこうした見方は少数意見。「眉を担当した子(渡辺麻友)が、フェイクの子を含めたメンバーの中でベスト」とする米国の男性や、「私はこの女の子たちが好きになった」とのオランダの男性のコメントなど、好意的な反応も目立つ。今回の報道で AKB48の海外での知名度もさらに高まったはずで、秋元康総合プロデューサーも「してやったり」といったところに違いない。  


☆江口愛実とは…

鼻は板野友美、髪型は大島優子、口は篠田麻里子、輪郭は高橋みなみ、目は前田敦子、眉は渡辺麻友と、各メンバーのパーツを組み合わせて誕生した“12.5期研究生”。6月13日発売の「週刊プレイボーイ」でメディアに初登場し、実在するメンバーなのか、CGなのか、突如現れた“大型新人”の正体をめぐってネットで論争を巻き起こした。

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