少女が愛犬を捜して3日間放浪、2日間気が付かなかった母親に驚きの声。

2011/06/19 09:19 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ペットを飼う人の中には、愛するペットが逃げてしまい、必死に捜索した経験を持つ人もいるかもしれない。中国のある少女は逃げ出した愛犬を探しに、3日間も放浪しながら街中を捜し続けていたと中国メディアによって伝えられたが、多くのメディアは少女が必死に犬を捜索していたことよりも、実の母親が娘の不在に気が付かなかったことに驚いているようだ。  

中国紙楚天都市報などによると、この少女は湖北省武漢で暮らす中学2年生。6月13日の晩、少女は散歩中に愛犬に逃げられてしまい、愛犬を連れ戻そうと、母親に何も告げないまま家を出ていってしまった。

もちろん少女自身、当初はそんな長時間にわたって家を留守にするとは思っていなかったのだろう。しかし、愛犬はいくら捜せど見つからず。結局、この少女は母親の通報を受けた警察によって保護されるまで、約3日間も彷徨い続けることになってしまった。娘が発見された際に母親は号泣して喜んだそうだが、母親は娘が家を後にしてから2日間、娘の不在自体に気が付いていなかったという。

警察の調べによると、少女は母子家庭で育ち、母親は仕事の忙しさから家を留守にすることが多かったとのこと。その反面、母親のしつけはかなり厳しかったようで、少女は愛犬の失踪を激しく叱られるのではないかと恐れ、家へ帰るに帰れない状態が続いていた。警察に発見されるまでの数日間は、手持ちのわずかなお金で軽食を買うなどして、何とかしのいでいたそうだ。

同紙は「子どもが大人になったとき、犬を捜した思い出よりも、家庭の温かさを多く思い出せるような家庭環境を提供するべきだ」とし、母子家庭の置かれている状況に配慮しつつも、保護者ができる限り多くの時間を子どもと一緒に過ごすようにと呼び掛けている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.