“ながら運転”で道路フラフラ、ケータイいじりながら蛇行する車を撮影。

2011/06/03 13:43 Written by Narinari.com編集部

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ケータイをいじりながら運転している車がフラフラと蛇行し、対向車線にはみ出して事故を起こしてしまう――。そんな米国の道路で起きた、危険な事故の一部始終を撮影した動画がYouTubeに投稿され話題を呼んでいる。

この動画は、5月27日にYouTubeに投稿された1分4秒の「DO NOT TEXT AND DRIVE」(//youtu.be/DK0nHfe6NWo)。投稿したのは米国人のショーン・シモンズさんで、米放送局ABC系列KMGH-TVによると、この動画はアーカンソー州のハイウェイを走行中に撮影されたものだという。5月30日には、具体的な説明や事故後の様子なども加えた1分49秒のロングバージョン(//youtu.be/wWi9rbCyjek)も公開され、その中でシモンズさんは撮影に至った経緯を説明している。

それによると、前の車の運転手はケータイのテキストメッセージング(SMS)に夢中となり、危険な走行をしていた。後続車を運転していたシモンズさんは「クラクションやパッシング」で注意を呼び掛けたものの、前の車は気が付くことなく走行を継続。そのためシモンズさんは警察に通報するとともに、証拠として車のナンバープレートを控えるため、自分のiPhoneを使って「十分な車間距離を取って」撮影を始めた。

動画に映っているのは、両側に木が生い茂る片側一車線の道路。前の黒い車は、カーブの多いこの道路で右へ左へ大きく蛇行している。時には車線を越えて路側帯を走ったり、対向車が迫る中で中央線を越えたりと、誰が見ても危険な運転を繰り返していた。そして、見通しの良いはずの直線を走っているところで、ついに事故を起こしてしまう。

右側の路肩にはみ出した車はコンクリート壁に接触。はずみで対向車線に飛び出すと、やって来た対向車の後部と前部に接触して制御不能となり、道路を外れて脇に広がる畑の中へ突っ込んだ。ショートバージョンの動画では、シモンズさんが現場で車を止めるシーンで終わるが、ロングバージョンにはその後シモンズさんが事故車に駆け寄り、運転手の無事を確認するところまで収められている。幸いにも、この事故でけが人は出なかったそうだ。

一部始終を目の当たりにしたシモンズさんは、事故の動画を注意喚起の意味を込めて公開することに。「テキストメッセージを打ちながら運転しないで」と呼び掛けた動画は、6月3日現在で80万回超の再生回数を記録するなど、高い関心を呼んでいるようだ。

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