都市部での“牧羊”に賛否両論、グリーンベルトの芝をムシャムシャ。

2011/05/24 13:23 Written by Narinari.com編集部

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景観の向上や環境保全などの目的で街中に設けられている緑化帯(グリーンベルト)。中国の大都市でもオフィス街を中心に目にする機会は多いが、先日、緑化帯の芝をヒツジが黙々と食べている姿が目撃され、市民の注目を集めている。

中国紙東亜経済新聞などによると、ヒツジが目撃されたのは5月19日、吉林省長春市の自由大通と臨河街が交差した付近のオフィスビル前でのこと。ヒツジは3頭目撃されており、芝が貼られた緑化帯を歩き回りながら、ムシャムシャと芝を食べ続けていたそうだ。

しばらくするとお腹いっぱいになったのか、ヒツジはその場を後にしたが、残されたのは一部の芝が根こそぎ食い尽くされ、芝の長さもバラバラとなった緑化帯だった。これらのヒツジは近所で暮らす老人の家畜であることが後に確認されたが、老人は現在までにコメントを出しておらず、なぜ都市部でヒツジを放し飼いにしているのか、その理由は明らかになっていない。

ちなみに、政府の関連部門は市街区内での家畜の放し飼いを禁じており、遅かれ早かれこの“牧羊”は取り締まられることになりそう。この一件について、中国のネットでは「都市の景観を壊す」との批判の声がある一方で、中には「街中で羊を見られるとは面白い」「犬や猫を飼っても良いのだから、ヒツジも良いのでは」といった賛成意見も出ており、意外にも(?)寛容な反応は少なくないようだ。

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