児玉清さんが胃がんのため死去、クイズ番組「アタック25」の司会を36年。

2011/05/18 00:20 Written by Narinari.com編集部

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俳優で、司会者としても活躍した児玉清さんが5月16日、胃がんのため77歳で亡くなった。36年間にわたって児玉さんが司会を務めていたクイズ番組「アタック25」(朝日放送)の公式サイトでは、同番組を放送する朝日放送が追悼のコメントを寄せている。

児玉さんは1958年に学習院大学を卒業後、第13期東宝ニューフェースに合格し、俳優の道へ。映画「別れて生きるときも」「戦場にながれる歌」「日本海大海戦」などのほか、ドラマ「HERO」や「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズ(フジテレビ系)、大河ドラマ「武田信玄」や「龍馬伝」(NHK)などに存在感のある脇役として出演するなど、代表作は枚挙にいとまがない。

「アタックチャ〜ンス!」などの名フレーズを生んだ「アタック25」では1975年から司会者を務めてきたが、2月下旬に体調を崩して入院し、検査で胃がんが見つかったことを受け、3月下旬から同番組の収録も休んでいた。

番組の公式サイトには、朝日放送からのコメントとして17日に「児玉清さんご逝去に伴うお知らせ」を掲載。その内容は次の通り。

※※※ ※※※ ※※※

先ほど児玉事務所から俳優の児玉清さんが昨日お亡くなりになったとの連絡がありました。
突然の訃報に驚いております。

児玉清さんは1975年4月にスタートした弊社のテレビ番組「パネルクイズアタック25」の司会を36年間にわたり務めていただきました。そのスマートな番組進行と明るい人柄で、番組は大いに人気を集めました。この番組が視聴者の皆さまに愛され続けたのはひとえに児玉清さんのおかげであります。

また歴史や音楽、そして何より文学にも造詣が深い児玉清さんには、レギュラー番組のみならず数々の特別番組にもご出演していただきました。児玉清さんの博識と格調高い語り口は番組に深みを与えてくださいました。

3月末から療養のため番組収録をお休みされておられた児玉清さんですが、弊社としてはお元気な姿で帰って来られるのを信じてお待ちしておりました。
その願いが叶わず本当に残念です。

児玉清さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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