NHKの異色番組が朝8時台で好調、強豪並ぶ激戦区で視聴率トップ独走中。

2011/05/08 15:23 Written by Narinari.com編集部

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「とくダネ!」(フジテレビ系)や「はなまるマーケット」(TBS系)、「スッキリ!!」(日本テレビ系)、「スーパーモーニング」(テレビ朝日系/4月からは「モーニングバード!」)と、各局の強豪番組がひしめく“激戦区”朝8時台で、いま、NHKの「あさイチ」が視聴率トップを快走している。放送開始から1年余とまだ歴史浅い「あさイチ」が、なぜ古参を抜き去り、トップの座をキープし続けているのか。現在発売中の雑誌「日経エンタテインメント!6月号」(以下、日経エンタ)は、その秘密に迫っている。

「あさイチ」(毎週月曜〜金曜の朝8時15分〜9時54分)は、“お得な情報のスーパーマーケット”をコンセプトに掲げ、暮らしに役立つ情報を届ける生放送の番組。昨年3月29日から始まり、メインキャスターはV6の井ノ原快彦、有働由美子アナ、柳澤秀夫解説委員の3人が務めている。視聴率は4月12日に番組最高となる16.3%(ビデオリサーチ調べ)を弾き出すほど好調で、今年1月4日から3月11日までの視聴率データを日経エンタ編集部がまとめた集計では、8時台の関東地区視聴率で独走している状態だ。

番組のターゲットは「主婦、それもNHK離れが進んでいた40代女性」(日経エンタより)。この世代の心と体の悩みに迫る特集「キラキラ40」を月1度放送しており、「セックスレス」「おっぱい」「ママうつ」「不妊」など、タブーを恐れないテーマを取り上げてきたのも「あさイチ」の大きな特長であり、視聴者に支持されているポイントのひとつになっている。

こうした番組作りには、「肝となる“女性のニーズ”を的確にくみ上げるため、50人ほどのスタッフの約半数を占める、女性の意見を尊重している」(日経エンタより)という。また、視聴者の感覚と乖離しないよう、「テレビが陥りがちな“嘘”を排すること」(同)も徹底しているそうだ。

「日経エンタテインメント!6月号」では、「東京カワイイ★TV」なども手がけたNHK制作局の井上勝弘チーフプロデューサーが語る番組のこだわりや裏側、今後の方向性などについても触れている。いつも「あさイチ」を見ている人はもちろん、どんな番組なのか気になる人も必見だ。

※この記事は「日経エンタテインメント!」編集部の許諾を得て作成しています。6月号は全国の書店・コンビニのほか、日経BP社の通販サイトからも購入可能(//ec.nikkeibp.co.jp/item/magazine/ENT.html?trn)。



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