浴槽や死んだ牛なども、過去にあった“変な荷物”を英航空会社が公表。

2011/04/26 15:32 Written by Narinari.com編集部

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英国のヴァージン・アトランティック航空はこのほど、搭乗手続きの際に見つかった“変な荷物”の事例を公表した。その中には「浴槽」や「死んだ牛」といったモノもあるというから驚きだ。

英紙デイリー・テレグラフなどによると、今回ヴァージン・アトランティック航空は、米国や日本を含めた世界32の空港で働く同社のチェックインスタッフにアンケートを行い、今までの荷物検査で見つかった“変な荷物”の例をまとめた。そもそも空港での荷物検査が厳しいのは航空機の利用客なら誰もが分かっているはずだが、それでも果敢に“空輸”を試みる猛者がいるようだ。

例えば、ニューヨーク(JFK空港)からロンドン(ヒースロー空港)までの搭乗を予定していたカップル。彼らが航空機で運ぼうとしたのは、なんと「死んだ牛」(英紙メトロより)だった。カップルがその牛にどれほどの愛着があったのかは知る由もないが、当然ながらスタッフは牛の持ち込みを断ったそうだ。このほかにもJFK空港では変わった乗客が多いようで、毒グモとして知られるタランチュラや、車のエンジン、さらには家族のもとへ持って行こうと浴槽を運ぼうとした女性もいたという。

また、旅先での思い出の品を持ち帰ろうとしてチェックインで止められた人も。カリブ海に浮かぶグレナダの空港では、よほど楽しい思いをしたのか、「1袋の土とヤシの実」(豪news.com.auより)を持ちこもうとした乗客がいた。さらにこの地で恋人となった2人の乗客の場合は、出会った場所の想い出として何かを身近に置きたいと考えたのか、「砂と海水がいっぱいに詰まったバッグ」を運ぼうとしていたそうだ。

これら以外にも巨大なチーズの塊を持ちこもうとする人や、「以前、利用したときに盗んだヴァージン航空の食器」が見つかった人も。こうした状況について同社広報のグレッグ・ドーソンさんは、それぞれの乗客の気持ちに理解は示しつつも、場合によっては「チェックインで思いもよらない目に遭ってしまうだろう」と、注意を呼び掛けている。たとえその荷物を自分の手で運びたくとも、航空機に乗る際に最も重要なのはすべての乗客の安心と安全。思うがままに荷物を持ち込む前に、定められたルールに則った上での利用を誰もが心がけておきたいところだ。

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