警察官の父親の拳銃を7歳が誤射、母親は一命をとりとめるも失明。

2011/04/25 12:40 Written by Narinari.com編集部

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銃社会の米国では、子どもが拳銃を誤射したという事故が伝えられることがあるが、先日、中国でも警官の子どもが拳銃を誤って撃ち、母親が重傷を負うという一件が起きた。

中国紙新快報などによると、事故が起きたのは4月18日の夜、警察官の楊さんがパトロール中に突然、胃の病気の発作を起こしたことが引き金となっている。発作が起きたとき、楊さんは胃薬を携帯し忘れていた。我慢ができず、仕方なく自宅付近を通った際に一度自宅に戻ることを決意。家に到着するとすぐに装備品を入れていたベルトを取り外して机の上に置き、薬の準備を始めた。

このとき、楊さんはこれから起こる悲劇のことなど想像すらしていなかったに違いない。彼が薬を飲んで少し休んでいると、その隙に7歳の息子が拳銃ホルダーから拳銃を取り出してしまった。そしてほどなくして「パン」という銃声が室内に鳴り響く。気が付いたときには、楊さんの妻が顔から血を流して倒れていた。

妻はすぐに救急車で病院に運ばれ、一命は取り留めたものの、銃弾は頬骨あたりに撃ち込まれ、左の眼球に達していた。医師の話では失明は免れず、現在も治療が続けられている。

50代の楊さんは、広東省深セン市の南山公安分局南頭派出所に勤めている警官。昨年すでに引退の時期を迎えていたが、先妻との間にもうけた娘が重い病気を患っていたことから、その治療費や家計を賄うために退職時期を延長し、引き続き業務にあたっていたという。

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