小学生が公共バスを盗み運転? 中国の警察が捜査もまだ特定に至らず。

2011/04/14 11:58 Written by Narinari.com編集部

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小学生と思しき子どもが公共バスを運転している――そんな道路の監視カメラが捉えた映像が中国で話題を呼んでいる。警察も捜査に乗り出しているが、現在のところ、まだ身元など詳細はよく分かっていないそうだ。

中国メディア温州網などによると、この男の子の存在が明らかになったのは、4月9日の23時半ごろ、浙江省温州市楽清市虹橋鎮の振興中路で、一台の公共バスが事故を起こしたことがきっかけだった。公共バスに衝突された車の運転手を警察が事情聴取したところ、バスはすぐにその場から走り去ったことが判明。運転手は警察に「バスを運転していたのがどのような人だったかは、確認できなかった」と語っている。

それから約5時間後、今度は事故現場から離れた同市石帆鎮のバス運転手から、道に停めていたはずのバスが消えているとの通報があった。これを受け、警察は捜査を開始。しばらくして別の村の自動車ショップ前で、サイドミラーなどいくつかの部分が破損した状態のバスが発見された。

一連の流れは「バスが盗まれ、事故を起こして乗り捨てられた」というもので、ここまでならよくある車泥棒の話かもしれない。しかし、この一件が異質だったのは、警察の監視カメラ映像分析の結果、バスを運転していたのが12歳くらいの、小学校の制服を着た男の子と判明したこと。驚いた警察はすぐに各学校に連絡を入れ、児童の身元を割り出そうと必死の捜査を続けたが現時点ではまだこれと言った情報にはたどりついていないという。

中国のネットではこの話題への関心は高く、「(男の子の)親か親戚は必ず運転手をしているはず。そうした家庭を徹底的に調査すべし」「小学生の格好をした大人では」などなど、さまざまな意見が飛び交っている。

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