巻誠一郎選手が中国リーグデビュー、見せ場少なくメディアは「平凡」。

2011/04/03 09:34 Written by Narinari.com編集部

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3月下旬に中国プロサッカーリーグの深センに加入した元日本代表FWの巻誠一郎選手。深センは元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が監督を務め、元Jリーガーの楽山孝志選手も所属しているクラブだが、4月1日に行われた開幕戦では、巻、楽山両選手がともに先発出場を果たし、中国リーグデビューを飾った。

天津泰達とのアウェー戦となった開幕戦。巻選手は開始早々に相手選手へタックルを浴びせ、いきなり最初のイエローカードを提示されてしまう。試合は全体的にホームの天津が有利に進めたため、巻選手は孤立することも多く、見せ場は味方のペナルティエリア内からのパスを倒れながら合わせた前半24分のシュートのみ。しかし、このシュートはネットを揺らしたもののオフサイドの判定を受け、記念すべき初ゴールには至らなかった。結局、巻選手は65分で交代。中国メディア騰訊体育は「平凡」という評価を下している。

一方、楽山選手はMFとしてフル出場。しかし、プレー内容では巻選手と同様に存在感を示すことができず、試合中は消えてしまうことも多かった。結果として中国メディアから「透明人間」という辛辣な評価を受けることに。もちろん「まだ1試合では(2人の能力を)判断できない」とも伝えているが、中国サッカーにフィットするには「長い時間を要するかもしれない」との見方も出ている。

中国各紙によると、中国のトップリーグでプレーする日本人選手は1994年から1996年まで広東宏遠に所属した北島義生選手(広東→大分→水戸→甲府→水戸→湘南)以来とのこと。15年間という長い時を経て再び誕生した日本人選手に、中国のサッカーファンは少なからず注目しており、日本を襲った東日本大震災の影響でその関心が「さらに高まっている」そうだ。

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