英国で先日、迷惑な騒音に対する警告を無視した男に対し、警察がCDやプレーヤーなどを没収するという一件がありました。

英紙メトロなどによると、ロンドン南東、ドーバー海峡に面した街ステップウェイに住むこの男は、自宅アパートで一日中ずっと大きな音響で音楽を流し続けていたそう。しかも近隣住民の話では、「彼の音楽コレクションは、かなり内容が乏しかった」そうで、ホイットニー・ヒューストンと50セントのアルバムをくり返し、くり返し、さらにくり返し流し続けていました。

ホイットニーの歌声とヒップホップというそのミスマッチもさることながら、限られたレパートリーの曲がずっと流されていたため、隣人のイライラはMAXに。苦情を言ってもおかまいなしで、仕方なく警察に相談し、当局が警告書を男に突きつけることになりました。しかし、それさえも男は無視。警察も強硬手段に出るしかなかったようです。

ステップウェイ管轄のリアム・フラネイ環境保安局員は「CDプレーヤーなどは没収したが、この男に対する処罰の執行権利はいまだ有効中」だそうで、もし彼がまた新しいプレーヤーを手に入れて音楽をかけた場合も、再び没収が可能とのこと。隣人らは、ホッと胸を撫で下していることでしょう。