「週刊アスキー」は3月17日、今後の発行体制を公式サイトで発表した。3月14日発売号から数号分の記事ページを、PDFファイルで無償配布するという。

同誌が掲載した「週刊アスキー読者の皆様、東北地方太平洋沖地震の被災地の皆様へ」によると、同誌は震災後も「1号も欠けることなく刊行できるように万全の体制をもって制作作業を続けております」とのこと。しかし、被災地や周辺地域に、普段のように配送ができない状況が続くと予想されるため、PDFファイルによる無償配布を決めた。

詳細な配布開始時期はまだ明かされていないが、「報道に伝えられる状況を検討し、被災地のネット接続環境が一定以上に回復したと判断された時点」で開始する予定だという。

また、仕様についても「未定」ではあるものの、「一般的なPC、iPhone含むスマートフォンで閲覧していただけるものを用意いたします（1ファイルあたりの容量を軽減するため、1号分をいくつかのファイルに分割する予定です）」としている。