あなたが働くのは何のため? 若い年代ほど「お金を稼ぐため」が高い割合。

2011/02/22 14:56 Written by Narinari.com編集部

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大人になれば誰もが避けては通れない“働くこと”。しかし、あえて「なぜ働くのか」と問われ、突き詰めて考えれば、その理由は人によってさまざまだろう。インテージは関東(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)地区在住の20〜59歳のビジネスパーソン男女800人を対象に、「仕事に対する意識」を問う調査を実施した。

この調査ではまず、「あなたは、何のために働いているか」を質問。その結果、大多数の人が「生活のため」(89.6%)、「お金を稼ぐため」(72.0%)と答え、以下、「自分を成長させるため」(31.4%)、「プライベートを充実させるため」(28.5%)、「自己実現のため」(18.6%)、「人とコミュニケーションをとるため」(16.1%)、「人の役に立つため」(15.3%)、「社会貢献のため」(13.0%)と続いた。

性・年代別でみると、どの性・年代も「生活のため」「お金を稼ぐため」がツートップだが、年代が若くなるに比例して「お金を稼ぐため」の割合が高くなる傾向も。そして「自分を成長させるため」は男女20代の割合が高く、「プライベートを充実させるため」は男女30代の割合が高い。

次に「今の仕事に満足しているか」についてたずねたところ、「満足している」(10.6%)と「やや満足している」(36.4%)を合わせると47.0%となり、ほぼ半数の人は満足しているようだ。性・年代別では男性は40代、女性は30代、50代の満足度が高く、男性20代は最も満足度が低い傾向が現れている。

続けて「今後、転職したいと思っているか」を質問。すると、“転職志向者”(1年以内〜いつかは転職したい)の合計は42.1%に対し、「今のところ転職するつもりはない」は49.4%で約半数を占めた。

では、“転職志向者”はなぜ転職をしたいのだろうか。その理由をたずねると、トップは「給料が安いから」(50.6%)で、これに「今の仕事にやりがいを感じないから」(34.2%)、「キャリアアップ・スキルアップしたいから」(33.0%)、「会社の将来に不安を感じるから」(30.4%)、「正当な評価が得られないから」(28.0%)が続いている。

逆に“転職しない”人たちにその理由をたずねると、「辞めても次の仕事を見つけるのが大変だから」(49.1%)がトップに。以下、「今の職場の居心地が良いから」(45.1%)、「今の仕事にやりがいを感じるから」(33.2%)、「会社の人間関係が良好だから」(30.1%)、「会社の経営が安定しているから」(24.1%)の順となっている。

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